低コストにこだわる必勝居酒屋メニュー(その8)鶏皮

2007.06.04 329号 23面

鶏皮は原価的にはきわめて有利な食材だが、これまではあまりよいイメージがなく、積極的に使われることの少ない食材だった。実際、皮のビジュアルや高カロリーイメージから敬遠する人も多く、特に女性には不人気だった。けれども、最近は鶏皮がコラーゲンの多い健康食材としての認知が進み、従来のマイナスイメージが払拭されつつある。イメージが改善されれば、鶏皮の持つ独特な食感とうまみはさまざまな活用ができるはずで、これまで使われていなかった分、興味を引くメニューになる可能性が高い。

鶏皮のうまみはその脂肪分に由来するものといえるが、その分鶏皮そのものでは、やや味がくどく、高カロリーな面もマイナスだ。そこでメニュー開発に際しては、比較的味が淡泊、低カロリーで、うまみに欠ける素材と組み合わせるのがコツになる。

お薦めは野菜類とのコラボメニュー。特においしさが生きるのは、皮のパリッとした食感を訴求した調理法だ。野菜類を鶏皮で包み、あぶり焼きにしたり、オーブン焼きにする手法はその典型。また、高温で炒りつけて食感を出し、野菜焼きと炒め合わせたり、料理のトッピングとして鶏皮を使うのも一法。カリッと揚げた鶏皮せんべいもお薦めだ。

◇キムチと鶏皮のポクム

■参考原価=86円

■使用食材(1人前)

鶏皮(細切り60g)白菜キムチ(60g)長ネギ(粗みじん8g)ニラ(粗みじん4g)おろしニンニク(4g)コチュジャン(5g)ごま油(5g)砂糖(1g)日本酒(10ml)

■調理法

(1)白菜キムチは軽く汁を絞り、細切りにする。

(2)ごま油を熱し、長ネギ、鶏皮、おろしニンニク、(1)の順に炒める。

(3)日本酒で溶いたコチュジャン、砂糖を加えて炒める。

(4)器に盛り、ニラをトッピングする。

■メニュー開発のコンセプト

ピリ辛の白菜キムチと鶏皮のコクがマッチした、ビールや焼酎にピッタリの低原価おつまみ。

■応用のヒント

白菜キムチのかわりに生白菜を使い、市販のキムチの素で調味すると一層原価を抑えられる。

◇鶏皮三味焼き

■参考原価=46円

■使用食材(1人前)

鶏皮(60g)オクラ(4cm幅4本)ニンニク(4粒)長ネギ(4cm幅4本)レモンスライス(1.5枚)岩塩(適宜)粗びき黒コショウ(適宜)

■調理法

(1)ニンニクを電子レンジにかける。

(2)長ネギ、オクラ、ニンニクをそれぞれ鶏皮で包み串に刺す。

(3)岩塩と黒コショウをかけて焼く。

■メニュー開発のコンセプト

個性の秀でた野菜を鶏皮で包み焼きにし、コクと香味を加えた、クセになる味の簡単おつまみ。

■応用のヒント

キノコ類を使用しても美味。

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