オープン=カラオケと割烹の新業態店舗
大衆割烹の「庄やチェーン」を展開する(株)大庄(東京都大田区、03・3766・2631)は、「夢見花咲く・がんばり屋」と、「レッツカラオケ・うたうんだ村」の新業態店舗をこのほどオープンした。
「夢見花咲く・がんばり屋」は、同社が昨年吸収合併した(株)木戸商事の展開する「呑兵衛チェーン」(三八店)をリニューアルしたもので、一号店は千葉県の南行徳にオープンした。メニュー構成を従来の刺し身、揚げ物、煮物といった調理方法の分類でなく、魚介料理、肉料理、卵料理など素材を分類基準としたのが特徴。これは最近の消費者の嗜好が料理方法より素材の選択に移行していると判断したもの。
メニューは「庄や」の既存メニューに加え、エビ、カニ料理に重点を置いて専門店に匹敵する品質、品揃えを目指す。
内装は“アットホーム”をコンセプトに設計。実際に書籍を三〇〇冊ほど並べた書斎のスペースなどを設けている=写真。
同社では、これを皮切りに「呑兵衛チェーン」を「がんばり屋」へ転換していくことにしている。
「レッツカラオケ・うたうんだ村」は、「庄や」に併設するもので、両店合わせた複合店として茨城県取手市に一号店をオープンした。
同社が手掛けるFCの「やる気茶屋」ではかねてから「カラオケボックス・ハイハート」を併設した複合店を展開しているが、これが好調なことから直営の「庄やチェーン」にも取り入れることになった。不況下で優良物件が格安なこと、二フロアを一括契約すると出店コストを下げられることから、効率的な業態開発を進めている。
同店のマニュアルはすべて「ハイハート」と同じ。「うたうんだ村」との複合出店は新店、既存店を問わず行う方針だ。
◆「夢見花咲く・がんばり屋・南行徳店」/敷地=四七坪/営業時間=午後4時~午前5時/客単価=二四〇〇円
◆「レッツカラオケ・うたうんだ村・取手店」/敷地面積=七六坪/営業時間=午前11時~午前5時