特集・カクテル 次にはやるのはこの素材使用カクテル4選

1995.08.21 83号 14面

☆材料

リカール40ミリリットル

クランベリー20ミリリットル

☆作り方

すべてをシェークし、クラッシュアイスを詰めたロックグラスに注ぐ。

フランス産が圧倒的に多く、プロヴァンス産は四五度、その他は四〇度。

八角(アニス)、甘草その他の香草をたっぷり使ったリキュール(エキス二%以下のスピリッツもある)。

世界で三番目に入る販売量を誇る。日本ではアブサンのイメージが強く、広まり難かったが、最近のプロヴァンスブームから注目を浴びるようになった。

成分中のアニス油は水に溶け難いことから、加水により白濁し、美しい色を呈す。

☆材料

ウオツカ30ミリリットル

グレープフルーツジュース

30ミリリットル

クランベリージュース30ミリリットル

☆作り方

すべてをシェークし、氷を二~三個入れたロックグラスに注ぎ入れる。

☆材料

ウオツカ30ミリリットル

クランベリージュース適量

☆作り方

すべてをシェークし、氷を二~三個入れたビルドタンブラーに注ぐ。

和名ツルコケモモと呼ばれる。

北アメリカで収穫され、ビタミンCが豊富。色がきれいなため、色づけとしても活用されている。

日本へは七~八年前から入っていたが、カクテルの素材としてなかなか広まらなかった。アメリカ西海岸でウオツカと合わせたカクテルがはやり、日本へもシーブリーズとして上陸。次第にカクテルに使われ、昨年からコンクールによく出るようになった。

メキシコオリンピック以後世界中に広まった酒。竜舌蘭の樹液が原材料。

ジン、ウオツカ、ラムに続き四大スピリッツの仲間入りを果たしたが、活躍はこれからだ。

テキーラベースの代表選手マルガリータの魅力があまりにも強く、これに続くカクテルの影が薄い。第四のスピリッツ、テキーラの今後が期待される。

☆材料

テキーラ4/6

ブルーキュラソー1/6

ライムジュース1/6

ミドリ1〓

☆作り方

すべてをシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

☆材料

テキーラ2/4

グリーンミント1/4

ライムジュース1/4

☆作り方

すべてをシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

コニャックとファッションフルーツをミックスした、全く新しいリキュール。

ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスでは、昨年に引き続き今年も爆発的人気を呼んでいる。日本でも、昨年末から各コンペティションで多数の出品が見られる。

アルコール度一六度、エキス一四・四%、使い方として、ストレート、オンザロック、ソーダ割のほか、デザート、料理(鴨肉、白身肉)のソースなどがある。

☆材料

アリーゼ30ミリリットル

バニラアイスクリーム25g

グレナデンシロップ1〓

レモンジュース1/2〓

クラッシュドアイス1/2〓

☆作り方

すべてをブレンダーにかけ、サンデーグラスかソーサー型シャパングラスに注ぐ。ストローとスプーンを添える。

☆材料

アリーゼ30ミリリットル

グレープフルーツ15ミリリットル

グレナデンシロップ1〓

シャンパン適量

☆作り方

シャンパン以外をシェークし、フルートグラスに注ぎシャンパンを満たす。

カクテルブームにのってカクテルの創作熱も高まっている。スピリッツ、リキュール、ジュース類の種類も円高を背景に増える一方だ。そこで、カクテルの創作者として名を馳せる資生堂パーラーのバー「ロオジエ」の上田和男氏に今後話題となりそうなドリンクを使って、いくつかのカクテルを作ってもらった。

上田和男氏

(株)資生堂パーラー

バー「ロオジエ」店長兼チーフバーテンダー

北海道生まれ。昭和41年東京バーテンダースクール職業科卒業後、東京会館へ勤務の後、資生堂パーラーに入社、現在に至る。全日本バーテンダー協会カクテルコンクール全国優勝、世界カクテルフェスティバル銀賞、スコッチ・ウイスキー・カクテルコンクール優勝など数々の受賞を果たしている。このほか「カクテル・ブック」「上田和男のカクテルノート」などの著作がある。

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