ラーメン&中華チェーンの冷やし麺特集:丸源ラーメン「盛岡冷麺」

2014.07.07 424号 05面
独特のツルツルとした食感を追求し、生麺を採用する。具材のキムチやナムルで辛味と酸味が加わったさっぱりとした味わいで、食欲の減退する猛暑でも食べやすい

独特のツルツルとした食感を追求し、生麺を採用する。具材のキムチやナムルで辛味と酸味が加わったさっぱりとした味わいで、食欲の減退する猛暑でも食べやすい

 ●冷たいスープで涼感アップ ツルツル食感を生麺で強調

 軟らかく煮込んだ豚肉と熟成醤油スープの「肉そば」を看板商品に、老若男女を問わず高い支持を得ているラーメンチェーン「丸源ラーメン」。郊外ロードサイド立地での店舗展開を基本として北は東北・宮城県から南は四国・高知県まで28都府県102店舗を展開する。

 同店の冷やし麺メニューは、ベーシックな「冷し中華」を4月23日から販売しているが、暑さが本格的になる7月2日から新たに投入するのが「盛岡冷麺」である。

 同品は麺に生麺を使用することで、弾力に富んでコシが強く、ツルツルと滑らかな食感を表現している。中華麺に近い仕上がりに調整して、より万人受けする味わいを目指した。

 スープは牛骨スープをベースに魚介だしも加えて、和風のテイストをプラス。本場盛岡冷麺をベースにしながら、より幅広い客層に好まれる味に設計している。

 具材は白菜キムチ、大根ナムル、千切キュウリ、薬味ネギ、チャーシュー、煮卵、糸唐辛子の7種類。程よい辛味と酸味が加わり、食欲の減退する猛暑の時期でもサッパリと食べやすい。

 同商品に先駆けて提供している冷し中華は、「醤油だれ」と「胡麻だれ」の2種類から選べる。具材はハム、キュウリ、卵焼き、キクラゲ、煮椎茸、ミニトマト、薬味ネギ、紅ショウガ、練りからしの9種類。普遍的な夏メニューである「冷し中華」と、嗜好性の高い「盛岡冷麺」の2種類を揃えることで、老若男女を問わず幅広い客層をフォローする。

 ●店舗情報

 「丸源ラーメン」/経営=物語コーポレーション/本社所在地=愛知県豊橋市西岩田5-7-11、電話0532・63・8001/開業=2001年6月/営業時間=午前11時~翌午前1時、無休/標準坪数・席数=62坪・102席/客単価=820円/店舗数=102店舗(2014年5月現在)

 看板メニュー「肉そば」を柱とした本格的なラーメン専門店ながら、広い駐車場と清潔でテーブル席を中心とした店舗構成で、コアなラーメンファンだけでなく、ファミリー層など幅広い客層を集客する。人材教育に注力している点も同社の大きな特徴で、高いホスピタリティー力も幅広い客層から支持を得る原動力となっている。

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