ファミリーマート、相次ぎ異業種コラボ店 「まいどおおきに食堂」フジオフードと一体型

2014.09.01 426号 21面
“出来たてプロの味”は持ち帰りもできる

“出来たてプロの味”は持ち帰りもできる

「まいどおおきに食堂」フジオフードと一体型でオープン

「まいどおおきに食堂」フジオフードと一体型でオープン

 ファミリーマートは、異業種異業態とのコラボ店を相次いで開店している。最新店は、飲食店をフランチャイズチェーン(FC)展開するフジオフードシステムとの一体型「ファミリーマート+まいどおおきに食堂東池袋四丁目店」(東京都豊島区)。飲食店とCVSが相互送客することで、客層・客数を拡大する。フジオフードとは5年間で200店を計画している。

 ファミリーマートはドラッグストア(DgS)・調剤薬局チェーン13社のほかスーパー、カラオケ、全農などさまざまな業種業態との一体型CVSを開店している。「お客さまのニーズ、ライフスタイルも変化し、CVSも画一的な店づくりだけでなく一体型を広げることで、よりよい生活提案をしていきたい」(中山勇ファミリーマート社長)。フジオフードとは約2年間かけ、食堂とCVSの一体型店舗を研究してきた。

 同店は売場面積183平方m、24時間営業。出入り口の左側に「まいどおおきに東池袋食堂」の惣菜売場、厨房(ちゅうぼう)、カウンター13席、右側にCVSレジカウンター、CVS売場が続く。「CVSの来店頻度は週3.5日と高い。このお客さまに利用してもらえる。平均世帯人数2.3人、家で調理しない世帯も増えている。デパ地下品質の商品を気軽に食べられ、持ち帰れる」(藤尾政弘フジオフードシステム社長)という特徴をCVS来店客にアピールする。

 食堂で提供するメニューは約40種類。パスタ、カレー、ハンバーグ、焼肉、パンケーキなどの単品に加え、お得なモーニングセット(税別380円・450円)、昼定食(同550~680円)、夜定食(同580~650円)を提供。パンケーキは女性向けに初導入した。昼食時には、食堂で作った弁当をCVSレジカウンター前で販売する。

 今後はフジオフードの既存店・新店を含め売場面積180平方m以上確保できる物件対象に、5年間で200店を開店する。中山社長は、「もう少し一体型をやりたいのでいま準備中」とコラボ出店に意欲を見せる。

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