ソラノイロ宮崎店主推薦!注目のラーメン店特集:志奈そば 田なか「鰺ニボそば(醤油)」
●鰺ニボ&昆布で「海」を表現 イタリアンテイストの創作も
煮干し、醤油、日本酒など、田中友規店主の暮らす千葉・九十九里近隣で生産される食材をメーンに使って海を感じさせるラーメンを提供する「志奈そば 田なか」。
看板商品は九十九里産アジの煮干しを主体にしたスープの「鰺ニボそば」。スープは日高昆布、根昆布、真昆布を一晩かけて水出ししたものに、九十九里産のアジ、カタクチイワシ、背黒イワシの煮干しを加えて弱火でゆっくりと煮出す。煮干しの臭みを抑えるため、九十九里の地酒「稲花正宗」を加えている。
たれは千葉県産の濃口醤油をベースにしたもの。香味油はサラダ油にアジの煮干しを加えて熱し、香りを移したものだ。
麺は奥さまの実家が営む製麺会社に特注した細ストレート麺。国産小麦粉にイタリア産デュラムセモリナ粉をブレンドし、しなやかなコシと歯切れのよい食感に仕上げている。
同品とともに定番の「エビ油そばサラダ仕立て 半熟ドライトマト添え」(850円)は、イタリア料理の手法を駆使した創作ラーメンで、女性客3割と客層拡大に成功している。
●プロフィール
田中友規(たなか・ともき) 1980年東京・亀戸生まれ。高校卒業後、イタリア料理店や創作料理店で腕を磨いた後、1,000円以下の大衆価格でハイクオリティーを追求できるラーメンに魅了されて転身。ラーメン店3店で修業し、千葉・九十九里のラーメン店の立ち上げに参加。総料理長として4店まで店数拡大に貢献した後に独立。高校3年の時にサーフィンに出合い、23歳から千葉・九十九里に移住。
●店舗情報
「志奈そば 田なか」/所在地=東京都豊島区東池袋2-19-2 第二八千代マンション102/開業=2013年4月20日/営業時間=午前11時~午後3時、5時~10時 土曜の夜・日曜・祝日定休/坪数・席数=10坪・10席/平均客単価=800円/1日平均客数=150人
●宮崎店主評
ラーメン界きってのイケメン店主(笑)。とろみのある中華そばも独特だし、イタリア料理の経験を生かしたラーメンは華やか。女性のラーメンファンをどんどん増やしてほしい。