新トップ登場:四国日清食品・山田孝和社長 目指せ!トンカツ日本一
日清食品グループの一員として、業務用冷凍食品の製造・販売を行う四国日清食品。同社の主力商品は豚カツ、メンチカツ、シュウマイの3本柱だ。中でも豚カツは、前年比20%増の伸びを続けている成長商品だ。同社のスローガンは、「目指せ!トンカツ日本一」。今春、新社長に就任した山田孝和氏は、そのスローガンを引き継ぐ。
●顧客対応を深化
山田氏は、日清食品で03年に「チキンラーメン」の「たまごポケット」を開発し、ロングセラー商品を再ブレークさせるなどマーケティング部門で活躍。ロシアで7年間の海外勤務、帰国後1年間の資材部門を経て、四国日清食品社長に就任。山田社長にとって、業務用食品は初の取り組みだ。「家庭用商品は、消費者からダイレクトに厳しい意見や感想が寄せられる。しかし、業務用商品は外食・中食・給食それぞれのお客さまが独自の工夫や調味をされて使用されている。そのため、商品への意見がわれわれメーカーに届きにくいと感じる。当社はハイレベルの製造・開発力を持っているが、マーケティング力が弱い。しっかりとマーケティング調査をして、お客さまが求めるニーズに対応したい」と意気込みを語る。
●定説覆すヒット
同社は「四角いシリーズ」として、サンドイッチ専用の食パンサイズの四角い豚カツ、メンチカツを開発。ロスがないだけでなく、食パンやソースとのマッチングを考慮し、カツサンド、メンチカツサンドなどメニューにしたときの完成度を考えて開発した商品として好評を博している。ベーカリーでは「絶対に売れない」と言われていた「メンチカツサンド」が、「四角いメンチカツ(黒毛和牛入り)」を導入した得意先では、その定説を覆すヒット商品になってきている。
●より専用化を目指す
山田社長は、「これまでは、カツサンドだけでなく、カツ丼、カツカレーに何となく使っていただいていた部分もある。もちろん、お客さまには“脂身が少なく、冷めてもおいしい”“無加水で豚肉本来の味わいが感じられる”など、当社商品の特徴を認めてご使用いただいていたと思う。だが、それだけでなくカツ丼専用、カツカレー専用の豚カツがあってもいいのでは」と語る。部下からはせっかちと評されもする山田社長。すでにその課題に着手している。開発中なので詳細は企業秘密とのことだが、来春には、新商品を含めブラッシュアップされたリニューアル商品を投入する計画だ。
同社が掲げる「トンカツ日本一」の目標年度は2020年。鶏唐揚げは、さまざまなフレーバーや地域色を出すことでブームになった。「まだ豚カツは“勝つ”にかけた験担ぎのハレの日メニューとしての仕掛けなど、やるべき余地が大きい。また、インバウンドに和食の代表料理の一つとして発信したい」と熱い意欲を語った。
◆プロフィール
山田孝和氏(やまだ・たかかず)=1958年2月9日生まれ、59歳。82年日清食品入社。研究開発から資材、マーケティング、海外勤務経験を経て2017年3月11日、四国日清食品代表取締役社長に就任。













