キラリと光る名脇役:「ミスター焼肉」 名物にくめし
●まかない飯から“名物”メニューに格上げ 石焼きビビンバ風に提供
「ミスター焼肉」の看板メニューは、タン、ハラミ、ヒレを他店にはない“分厚さ”にカットした「ぶ厚い3兄弟」。肉の見た目は一切れというよりも、一塊と呼んだ方がふさわしく、肉好き本能を刺激する人気メニューだ。
同店の締めの一品として、大半のお客さんが注文するのが「名物にくめし」。いろいろな部位の切り落とし肉が入った焼き飯で、まかないとして作ったのが最初。「焼肉のタレで味付けしますが、スタッフに評判が良かったのでメニュー化しました」と渡邉和宏オーナー。
コンロで石焼き鍋を加熱し、ごま油でニンニクを炒めて、1~2cm角のコロコロ肉とライスを加えてさらに炒める。ライスは350gと食べ応えあり。これを醤油ベース×フルーツたっぷりの自家製焼肉のタレで味付け。石焼きビビンバ風に石焼き鍋で提供するのも、お客さんのウケがいい。
「開店当時からのメニューなので、当初は知名度はありませんでしたが、あえて先取りで“名物”と銘打ちました。その方がお客さんに注目していただけますから」とのことだが、今では、名実ともに同店の名物メニューになっている。
●店舗情報
「ミスター焼肉」
所在地=東京都千代田区外神田5-2-13