青果卸の旬奨銘柄:11月 つま正取締役営業部長・小山正和氏

2019.11.04 489号 14面
タワラマゼラン

タワラマゼラン

ジャンボ・ジューシー・ミョウガ

ジャンボ・ジューシー・ミョウガ

直七(なおしち)

直七(なおしち)

 ◆タワラマゼラン

 食欲そそる黄色い果肉 煮崩れしにくくホクホク

 産地=各地 入荷時期=11~2月 サイズ=各種 卸値相場=480円/kg

 使用例=一般的なジャガイモ同様

 外皮は紫色の濃淡の色むらがあり、食欲をそそる黄色い果肉が特徴。食味がよく、ほっくりしていながら煮崩れしにくい。一般的なジャガイモ同様に使えるが、シチューなどの煮込みや色を生かせるポテトサラダ、皮をむかないメニューがお薦め。ジャガイモづくり名人の俵正彦さんが改良した品種の一つ。

 ◆ジャンボ・ジューシー・ミョウガ

 生産量日本一の高知から ジューシーさ際立つ

 産地=高知 入荷時期=11~9月 サイズ=画像参照 卸値相場=4500円/kg

 使用例=天ぷら、あえ物、サラダなど

 ミョウガの栽培方法を確立している高知県。生産量は圧倒的1位で90%のシェアを誇る。その中でも、一般的なミョウガよりもひと回り大きく、ジューシーさが際立つのが同品。普通のミョウガ同様に使用できるが、外見の大きさとジューシーさを生かした料理で提供したい。特に天ぷらがお薦めだ。

 ◆直七(なおしち)

 魚や肉料理にマッチ 幻の柑橘

 産地=高知 入荷時期=10~11月 サイズ=画像参照 卸値相場=1300円/kg

 使用例=ポン酢、ドレッシング、ソース類、ドリンク類など

 スダチの仲間で高知県宿毛市特産。酸味と苦味のバランスがよく、地元では魚に直接搾って食すとか。肉料理にも合う。生産量が少ないので市場にあまり出回らない希少品種。正式名称は「田熊スダチ」で、「直七」は地元名。魚にかけるとうまいと、魚商人の直七さんが薦めたことが由来。

 ((株)つま正取締役営業部長・小山正和氏)

 (株)つま正 横浜市神奈川区栄町89-28

 横浜新興青果商業協同組合所属の青果卸。ホテル、高級飲食店、外食チェーンなど、横浜市内を中心に約1000店の顧客を持つ。

 ※卸値相場はあくまでも目安です。季節により変動します。

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