第24回外食産業貢献賞:北原産業「ホクサンスターパック 洋食用テイクアウト容器シリーズ」

2020.09.07 499号 06面

 【機器・資材部門】

 北原産業「ホクサンスターパック 洋食用テイクアウト容器シリーズ」

 ●持ち帰り容器開発で新生活様式を下支え

 ■製品紹介

 ○看板料理をそのまま持ち帰り

 外食店の多種多様な看板料理に適した容器を開発した。「KBT」「KF」の各シリーズF3型(KBT-20・30・40、KF-51・52・53)はカレーやロールキャベツなどの液状メニューでも見栄えよく盛り付けられる形状で、白・黒・ショコラの3色を展開。「STM」シリーズはグリルチキンとピラフ、ケールサラダとクリームパスタなど、主菜と副菜を2段で別盛りできる丼型。

 ほかにもサンドイッチや前菜盛りなどをオシャレに持ち帰りできるクラフト調の紙製テイクボックスなど、店で提供される料理の印象をそのまま家まで保つ機能を備えた容器をシリーズ展開している。

 規格=各種

 ■貢献内容

 コロナ禍での需要急増をいち早く察知し、開発速度を上げて多様性ある使い勝手のよい容器を次々発売し、外食・中食市場の運営を支えた。カレー専用容器の開発を進める中では、詰める技さえあればさまざまなメニューに汎用できると気付き、シリーズ名を「洋食用テイクアウト容器」にして春から展開した。

 最も反響の高かった「KBT-30」の黒色は2ヵ月で36万個を売り上げるなど、専用容器では異例の売上げを記録した。

 ■会社概要

 1967年創業の総合食品容器メーカーで、大型会席膳、駅弁などの中仕切り、おせち重を彩る小鉢は日本一の品揃えを誇る。開発スピードの速さ、紙製とプラスチック製を巧みに扱う容器開発力は業界でも異彩を放つ。

 紙製のシールドやパーテーションなど容器以外の開発も手掛け、新たな市場創造でもウィズコロナ環境に挑んでいる。

 本社/岡山県倉敷市新倉敷駅前5-141

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