ワケありの盛り付け:名所を“デカ盛り”で表現 完食挑戦者2000人
昭和20年創業の同店は、時代とともにメニューが充実。幅広い年代・客層のニーズに応える人気店である。メニューの中でも、4年前の登場以来、驚きの“デカ盛り”で反響を呼んでいるのが「天保山チキンカツ」だ。
誕生のきっかけは、「港区の名物になる商品を認定し、地域をアピールしたい」という行政からの公募。そこで、大阪では“日本一低い山”として親しみある、天保山(標高4.53m)にちなんだ商品を考案したという。
“山のように”積み上げたチキンカツ5枚は、1枚に鶏もも肉約90gを使用。上にのせた目玉焼きは大阪湾へと沈む夕日を、たっぷりとかけた特製デミグラスソースは夕焼けを模している。
単品だけでも圧巻だが、定食のご飯を「マンガ盛り」(約1kg)にすると“笑撃”の迫力に。30分以内の完食で特典があるチャレンジには、今までに2000人以上が参加。延べ280人が成功しているとかで、食いしん坊のマインドを燃やす名物メニューとなっている。
「食が楽しめるのは、平和な時代だからこそ。今後も、モットーである“満腹保証”を守っていきたい」と、3代目店主の四宮務さんは語る。
●店舗情報
「赤丸食堂」
所在地=大阪市港区磯路2-6-3