数字で読み解くフードサービストレンド:植物性代替肉は若い男性が食べている

2021.10.04 512号 14面

 植物性代替肉商品が増えています。ファストフードチェーンで提供されるようになり、コンビニやスーパーなど身近でもよく見かけるようになりました。今、どれぐらい浸透しているのでしょうか。

 The NPD Group調べによると、普及が進むアメリカの家庭では、消費者の17%は週1回以上植物性プロテインを利用しており、飲食店では植物ベースの牛肉類似食品の出荷量が、2020年4月に前年同期比で82%増となるなど、かなり市場が拡大しています。中国の外食・中食では、肉料理の1.5%を植物性が占めています(NPD CREST Chinaより)。

 日本ではどうでしょうか。エヌピーディー・ジャパンが提供する外食・中食市場情報サービス『CREST』によると、20年1~6月の外食・中食全体の食事・間食機会数のうち1.2%の食機会で代替肉が食べられています。興味深いのは、性別年代別に同比率を見てみると、男性15~29歳で2.4%と突出して高い比率になっていたことです。代替肉というと健康に配慮するシニアが興味を持ちそうだと私は思ったのですが、逆でした。男性15~29歳の代替肉を食べているシーンを詳しく見ると、ハンバーガーチェーンやコンビニで多く食べていることがわかりました。コンビニでは、弁当コーナーに代替肉弁当が並んでいます。目新しいものとして、流行に敏感な若い男性が手に取っていることが考えられます。

 もっと多くの層に浸透、定着するためには、消費者が植物性プロテインに感じる価値や具体的な利用シーンを伝えていくことが重要となるでしょう。

 (エヌピーディー・ジャパン 東さやか)

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