業界TOPICS:「雑穀ご飯」のチョイスを新採用 “咀嚼”テーマにはくばくが開発
丸の内タニタ食堂(東京都千代田区)では、はくばくとコラボレーションし、提供するご飯を従来の金芽米に加え、「雑穀ご飯」の選択を新たに増やしている。同店の雑穀ご飯は“咀嚼(そしゃく)”をコンセプトにし、はくばくが開発した「タニタ食堂監修雑穀ごはん」を金芽米に配合した。6月には「タニタ食堂監修雑穀ごはんと食べるスープ定食」や「同なすのミートドリア定食」「同鮭と枝豆のチャーハン定食」「同ちらし寿司定食」といった、同品を使用した週替わりメニューなどを試験販売し、好評を得た。
今回のコラボは、同店を運営するタニタが主食のご飯をより健康的に食べてもらおうと、商品開発をはくばくに依頼したことでスタート。はくばくにとって“咀嚼”に着目した商品開発は初となり、異なる食感や噛み応えが感じられるよう、もち麦やひきわりトウモロコシ、ひきわり大豆、白煎りごまを配合することで、自然に咀嚼が増えるように商品設計した。
噛むことは、唾液を分泌し消化を促すほか、満腹中枢を刺激し食べすぎを防ぐなどの効果がある。年齢を重ねるごとに噛むことを苦手と感じる人も多い中で、脳を刺激し認知機能や表情筋を鍛える働きも期待されている。中高年層の顧客が多い同店だけに、咀嚼は提供メニューの特徴の一つでもある。
はくばくによると商品開発に当たり、白米に混ぜて炊飯するだけという手間削減や、食感や味、香り、見た目などにも配慮し、毎日続けやすく雑穀が苦手な人でも抵抗なく毎日の食事に取り入れやすい商品に仕上げたという。
●店舗情報
「丸の内タニタ食堂」
東京都千代田区丸の内3-1-1丸の内国際ビルヂング地下1階