築地いか本舗のススメ(1)イカフライ ボリューム満点の低コスト商品
イカフライはフライ商品の大定番。比較的コストが安い割にはボリューム感があり、低価格で売りたい商品開発には便利なアイテムだ。
オカフーズのイカフライは赤イカ系の肉厚な本身に丁寧にカットを入れ、揚げ上がりの身の縮みや衣の浮きが出ないように工夫されている。そのため、形状がきれいで見栄えがよく、メニューにボリューム感が出るのが特徴だ。
また、イカフライはきわめて嗜好層が広いため定食や弁当の主役としても使いやすいうえ、さまざまな料理との相性がよく、いわゆるコンビネーションメニューのパーツにも向いている。
ただ、食べ方としてはほとんどがソースをかけるだけであまりにも工夫がない。黒ソースをトマトソースに代えるだけでも、ビジュアル的にガラリと変わる。味の変化が出せるし、違和感もまったくない。和風の醤油だれも向くし、タルタルやオーロラなどのマヨネーズ系のソースにも合う。
和・洋・中と、調味料と組み合わせる料理の変化でアレンジは無限にある商品のはずだ。素材がポピュラーである分、新しい味の提案は歓迎されるし、低コストのイカフライの活用で意外な高付加価値メニューが生まれる可能性もある。イカフライドッグやイカフライそばといった、ありそうでないメニューへの挑戦もひとつの方法だ。
◇商品紹介
「築地いか本舗 イカフライ」 給食・弁当・惣菜で大ヒット!
肉厚な胴肉の1枚物切り身を使用し、サクサクの触感のパン粉で仕上げた特製イカフライ。定番だけに素材の品質にこだわった逸品。
商品規格=40g(25枚×6袋)×2合、50g(25枚×4袋)×2合、60g(25枚×4袋)×2合、80g(50枚×2合)
●問い合わせ=(株)オカフーズ(東京都中央区築地2-4-2、電話03・3543・9515)
◇イカのすき煮丼
煮汁がソース代わりのコラボ丼
■参考売価=560円
■使用食材(1人分)=イカフライ(2枚)玉ネギ(スライス10g)長ネギ(笹切り)青ネギ(笹切り)白滝(10g)青海苔(少々)白飯(200g)醤油(15ml)砂糖(8g)みりん(10ml)だし(80ml)サラダ油(揚げ用適量)
■調理方法
(1)イカフライは冷凍のまま揚げる。
(2)だしに醤油、砂糖、みりんを加えて煮立て、玉ネギ、白滝、長ネギを入れて煮る。
(3)青ネギを加え、ひと煮立ちさせる。
(4)器に白飯を盛り、(3)を盛る。
(5)イカフライをカットしてのせ、煮汁をまわしかける。
(6)青海苔を散らす。
■メニュー開発のコンセプト
イカフライを甘辛味の丼たれでご飯とともに食べる、食べやすい味の丼メニュー。
■応用のヒント
煮た具材をご飯と別盛りにして提供するのもよい。季節によって旬の野菜を加えると変化がつく。