業務用加工食品ヒット賞 洋食部門:マリンフード「チョコフォンデュ」

2010.09.06 377号 07面

 ○チョコプリン

 いつものプリンおしゃれ

 ■作り方

 (1)卵をよく混ぜ、チョコフォンデュと牛乳を加えてよく混ぜる。

 (2)耐熱皿それぞれに砂糖大さじ1と水少々を入れ、レンジに4~5分かける。

 (3)カラメル色になったら取り出し、こしながら(1)を流し込む。

 (4)10分ほど蒸らす。

 (5)固まったら冷蔵庫で冷やし、お好みでフルーツや生クリーム、ミントを飾る。

 ○チョコカップケーキ

 混ぜて簡単マーブル模様

 ■作り方

 (1)オーブンを170度に予熱し、バターはレンジで溶かしておく。

 (2)ホットケーキミックス、卵、牛乳、バター、砂糖を混ぜる。

 (3)バナナをフォークの背で軽くつぶしながら混ぜる。

 (4)チョコフォンデュを回し入れ、竹串で軽く混ぜ、マーブル模様にし、クルミを上に飾る。

 (5)オーブンで15分ほど焼く。

 ○チョコレートパフェ

 ぜいたくにたっぷり使う

 ■作り方

 (1)グラスを冷蔵庫で冷やしておく。

 (2)お好みのフルーツをカットする。

 (3)グラスの中にコーンフレーク、チョコフォンデュ、バニラアイス、生クリーム、カットフルーツを重なるように盛り付けていく。

 (4)チョコフォンデュをかけ、お好みのビスケットやミントなどを飾る。

 ○フルーツグラタン

 焼きチョコの濃厚な風味

 ■作り方

 (1)フルーツを一口大にカットする。

 (2)耐熱皿にカスタードクリームを入れる。

 (3)フルーツをのせ、チョコフォンデュをかける。

 (4)オーブントースターで焼き目が付くまで焼く。

 ◆レンジアップで手軽に

 ホテルのビュッフェやイベント会場などで最近、人気が高まっているチョコレートファウンテン。このすそ野が、居酒屋に代表される外食店はもとより、家庭用まで広がっている。火付け役はマリンフード。簡単なオペレーションで楽しめる商品として昨年末、「チョコフォンデュ」を発売したためだ。

 電子レンジで温めるだけの簡単・便利さで、デザートメニューを作ることができる点に特徴がある。さらにチョコレートのシーズンである、秋・冬だけでなく、イチゴやキウイ、バナナといったフレッシュフルーツやアイスクリームとも相性抜群なので、春・夏にも活用できるメリットもある。そのほかにもマシュマロやクッキー、クラッカー、グリッシーニなどにからめる、かけるなど、汎用性の広さも特徴となっている。

 開発の背景には、同社が元来、流通PBやポーション型商品を中心にチーズフォンデュを発売し、最近伸び率が高まっていることがある。そこで次に注目したのがチョコレート。特にホテルのビュッフェで最近、人気が高まっているチョコレートファウンテンを、外食店や家庭で手軽に楽しめる商品を作りたいと、1人の女性研究部員が執念を燃やした。

 そこで、硬さや味などで最適な状態を実現するため原材料や製法などで約1年の試行錯誤を重ね、一昨年末に発売にこぎ着けた。クリスマスパーティーやバレンタインデー需要を見越したためだ。

 発売後、期間中には予想を数倍上回る売れ行きとなり、年末年始も休まずラインを稼働させるなど社員一同うれしい悲鳴を上げた。バレンタインデー終了後も勢いは衰えず、フルーツやアイスクリームを使った多様なメニューを提案しながら、夏場に向けても拡売を図っている。

 需要期の今秋冬に向け、家庭用でニーズの高い小家族向け80g入りプレーンタイプのほか、インパクトの強い「赤い恋人」(レッドチョコフォンデュ・容器付き200g)2品を今月、発売した。同時に、チーズフォンデュ2品とトマトチーズフォンデュも発売し、チョコとチーズとトマトで相乗効果を図っていく。

 今後、テーマパークや地域や季節限定の土産物商品など、新チャネルを開発しながら多様な商品を発売し、すそ野拡大に努める考えだ。

 ▽規格=常温・200g×12、ほか

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