中華料理特集 きゃぴっ子隊が行く!(33)中国茶房8新宿店
中国屋台の雰囲気が味わえる24時間営業のお店があると聞き、視察に行ってきました。北京ダックを目の前で切り分けて提供してくれることでも有名みたいなんです。
●メニュー豊富で本場の味堪能できますが…
お店は、新宿三丁目の雑居ビルの中にあり、エレベーターを降りるとすぐに客席が一面に見渡せます。席はすでに満席状態。ピーク時は予約しないと入れませんね。後からも続々と来店するので、人気店ということがうかがえます。
内装は赤一色。中国屋台の雰囲気を醸し出しているんですね。壁に掛けられているエロティックな謎のオブジェが意味不明でした。あれは何だったのかな。
メニューブックを広げるとあまりの多さに目移りしちゃいます。まずは、お店のお薦め「水餃子」をオーダー。水餃子だけで30種類もありました。そして1皿105円という安さ。女性はバリエーションが豊富でしかも安い!! となるとかなりテンションが上がるんですよね♪
珍しいタネがたくさんあって迷いましたが、まずはセロリ入りをオーダー。オーダーが入ってから作るので提供までに20分ぐらい時間がかかるとのこと。出来たてホヤホヤを食べられるので少しの待ち時間なんて苦になりません。これが本当においしくて!! 程よく残ったセロリの食感と香りが豚肉との相性バッチリ。
焼き小籠包は、肉はジューシーで味もシッカリ付いているため何もつけないでも食べられます。ただ、皮が破れているものがあり、せっかくの肉汁が全部流れ出ている。これはちょっと残念ですね。
エイト特製燻製鴨も、人気のあるメニューですが、冷製だったのがちょっと残念。温かいほうがおいしいと思います。甘めな味付けでおなかにズッシリたまります。ザーサイは値段の割に量が多い!! しかも辛い。これは好みが分かれますね。
五目あんかけチャーハンは具だくさんでした。チャーハンじゃなくて白飯だったので、どちらかというと中華丼でした。
このお店の人気ナンバーワンは丸ごとの北京ダックですが少人数のため断念。別のテーブルで店員さんが取り分けているのをみていると食べたくなり、北京ダックをもっている店員さんに「これのハーフサイズはないんですか」と聞くと「はい。これが北京ダックです」と質問と全く違う返答が。日本語を話せる店員さんはいないのでしょうか。
確かに、会話といえばメニューと数量だけなので、日本語が話せなくてもどうにかなりますが、すべてこちらから手を上げたり声を上げたりしないと近寄らず、客席に注意してサービスをするということはなかったですね。それが残念です。杏仁豆腐のクーポンを渡すと「今、持ってきますか」といわれ。まだ来店して1品しか頼んでないのに、というようなこともあったのでコミュニケーションが取りづらいと感じました。
◆店舗情報
中国茶房8新宿店(東京都新宿区新宿3-5-3、高山ランド会館6F、電話03・3351・8869)営業時間=無休、24時間営業/メニュー=水餃子(3個入り)各種105円、自家製ザーサイ210円、燻製鴨(ハーフ)750円、焼き小籠包(8個入り)888円、五目あんかけチャーハン785円、杏仁豆腐295円
◆北京ダック、少量サイズも欲しい
一番人気の北京ダックは丸ごと1羽で提供されるため、少人数だと注文しがたい。ハーフサイズや少量サイズでも注文できるようにしてもらえるとうれしいです。料理は安くておいしいけど、店員さんが、あまりお客とコミュニケーションをとりたくないように思えて声をかけづらい。フレンドリーとまではいかなくてももう少し、客席に注意してもらえるとうれしいなと思いました。
接客 ★★
提供スピード ★★★★
お値打ち感 ★★★★
店の雰囲気 ★★★
清潔感 ★★★
ボリューム ★★★★
居心地 ★★★
おいしさ ★★★
満足度 ★★★
◆きゃぴっ子隊=都内の某コンサルティング会社に勤務する、おいしいもの大好きなOLたちで結成する食べ歩きサークル。彼女たちの率直な、そして少々辛口の食べ歩きレポートをご紹介します。