生活協同組合（生協）では07年6月にこーぷやまぐちがワタミタクショクに委託して高齢者向け夕食弁当宅配を手掛け、その後、生協ひろしま、大阪いずみ市民生協、市民生活協同組合ならコープへと広がり、昨年10月にはコープさっぽろ、ちばコープもスタートした。

　ちばコープでは「コープデリの夕食宅配」の名称で、手始めにコープデリ市川センターが約5kmを範囲として、10月18日から配達を開始した。1食当たり弁当500円、おかず550円で、月曜～金曜の5日単位で事前予約が必要。

　こうした動きに生活協同組合連合会コープネット事業連合（関東信越8生協が加盟）は「多くの会員から高齢者向けサービスの充実に対する要望が強くなり、早急な事業展開が必要と考え、既存の宅配サービスのインフラとノウハウを活用して事業エリアを絞り、展開することとした。安否確認にもつながり、地域社会への貢献にも寄与することから利用者や事業エリアの拡大を図る」としている。