プロの食材活用この食材でこの逸品:キユーピー「キユーピー コブサラダ ドレッシング」
女性にとってサラダは半メーン料理の位置付けだ。サラダをさかなに酒を飲む人もいるという。そのため、サラダでもしっかりした食べ応えが求められるが、とろみのあるドレッシングが満足度を高めるのに一役買っているようだ。「当店でもとろみのあるドレッシングのサラダに人気が高い」という「蔵元個室 銀座樽丸」の岸田優一料理長は、キユーピー(株)の「コブサラダ ドレッシング」を和の食材と合わせるなど創意あふれるサラダメニューを作っている。
「コブサラダはスパイスやナツなどが入った和食ではなじみの薄い味のドレッシング。だからこそ一風変わったサラダメニューに使いやすい」と岸田さんは、「本日のおすすめメニュー」の中で同商品を使って遊び心をくすぐる一品を作っている。
「朝穫れ野菜の豆腐ディップ」は、カットした旬野菜をくずした絹豆腐と同商品をあえたディップに付けて食べる。見た目は豆腐の印象を与えないが、付けて食べると絹豆腐ならではのなめらかな食感や甘味など、驚くほど豆腐らしさを感じる。「ドレッシングだけではありきたりですが、豆腐と合わせることで食感も風味も個性が出る。豆腐はヘルシー感もあるし、サラダでは出しづらい和食のイメージも打ち出せる。スパイシーな味わいとの相性もいい」と岸田さん。さらに同店は豆腐を手づくりしているためコストをかけずに個性を出せる点も大きなメリットとなっている。
「海老とアボカドのタルタル コブサラダ仕立て」は、ダイス状にカットしたエビ、アボカド、トマトを同商品であえてまるく型抜きした。「スパイシーな風味を加えると夏らしさがアップします。それにナツの風味もあって、素材をあえるだけで十分トロピカルなタルタルになる」と岸田さん。
素材の組み合わせ方、アイデア次第ですぐ個性的な味が出来上がり、同商品の完成度を実感させられるが、和食の料理人としての岸田さんならではのこだわりもある。「どちらも最小限の量にしてドレッシングの味を控えめにしています。サラダは野菜を食べるもの。素材が生きてこそのドレッシングです」と岸田さん。ドレッシングをあくまでも脇役として使うからこそ、新鮮味のあるメニューづくりに有効に使えるのだ。
◆食材紹介
キユーピー(株)「キユーピー コブサラダ ドレッシング」
ナツとスパイスの風味が秀逸 サラダの満足度高めるとろみ
2006年2月に発売以来、高い人気を誇るロングセラードレッシング。原材料にピーナツやローストガーリックなどを使用し、スパイシーでクリーミーな味わいが特徴。甘味や香ばしさもあり、野菜以外の食材とも相性がよい。ドレッシング特有の酸味は抑えてあり、野菜と一緒に肉やゆで卵などを入れた具だくさんサラダに最適。コブサラダとは1930年代にロサンゼルスのレストランで生まれた具だくさんサラダで、その人気は一躍全米に広がった。今では世界中で食べられている。
規格=1000ml×9本(常温)
◆店舗情報
「備長串焼・炉端蒸し 蔵元個室 銀座樽丸」 経営=(株)ダイヤモンドダイニング/所在地=千葉県千葉市美浜区ひび野1-9 スーク海浜幕張3F、電話043・296・0010/開業=2008年3月/営業時間=午後5時~11時半(金・土・祝前日~翌朝4時、日・祝~午後11時)、無休/坪数・席数=73.21坪・127席/客単価=3,400円/近代的なオフィスビル、スタジアム、展示場、アウトレットモールが集約するJR海浜幕張駅すぐに立地する。陶板を使った蒸し料理や備長炭で香ばしく焼き上げる串焼きなどを中心とする和食居酒屋。造り酒蔵をテーマにした内装は、大きな酒だるを模した個室など木を多く使った落ち着いた空間になっている。ドリンクは希少性の高い焼酎を50種類以上揃える。平日はビジネスマン、休日は近隣住民やイベント、買い物に訪れたお客で賑わう。