セブンイレブン、配達サービス用に超小型電気自動車

2012.08.06 401号 05面

 セブン-イレブン・ジャパンは、来年1月からトヨタグループの超小型電気自動車(EV)「コムス」を配達サービス用に本格導入する。配食サービスの会員と利用件数の増加に伴い店内商品も一緒に届けるケースが増えているため、効率的に配達でき環境にもやさしい超小型EVの導入を決めた。

 買い物不便者の利用増加が期待できる配達サービスをコンビニ業界でいち早く定着させる狙いから、2年以内に3000台の導入を見込む。

 配食サービス「セブン・ミールサービス」は、5月から注文500円以上は配達料を無料にした。これにより6月下旬の累計会員数は29万7000人(4月比2万3000人増)、1日注文件数9900件(4月比6600件増、1店平均1件)と急増した。

 配食サービスと同時に店内商品を届けている店の例では、6月1週間の注文件数9.5件/合計金額8200円のうち、配食サービス5.9件/5700円、店内商品3.6件/2500円と、それぞれ4月比で2倍以上に増えた。徒歩や自転車で配達しているため、雨天や商品数が多いと配達員の負担になっていた。

 コムスは8月上旬から導入を開始し、9月末までに200台を稼働させる計画である。車両のリース代金、充電電気代の8割は本部が負担する。

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