中古厨房機器information:テンポスバスターズ 「社内競り」で中古厨房機器の再生推進

2020.03.02 493号 13面

 ●買い取り倍増、海外輸出にも注力

 テンポスバスターズは、Web会議システムを使った中古厨房機器の「社内競り」を始めた。

 同社は従来、買い取った中古厨房機器を自社工場で修理して適宜、各店舗に卸していた。今後はすべて各店舗の店長が参戦する社内競りにかけられる。各店舗は社内競りで商品を購入して、独自に値付けするため、同等商品であっても各店舗ごとに販売価格が異なる。社内の商品流通にも市場競争を導入することで、中古厨房機器市場のさらなる活性化を図る。また、社内競りで値が付かなかった機器はフィリピン、イラク、ドバイへ輸出する。

 厨房機器市場は約6000億円。その約2000億円が一般外食店、そのうち約2割・400億円が中古厨房機器の市場規模といわれる。同社は中古厨房機器の幅広いニーズに応えるため、全国20人の買い取り担当者に加え新たに商品卸売事業課、買取課を創設するなど、来年4月までに買い取り件数を倍増させる方針。

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