外食ラーメントレンド予測:東洋水産「つけ麺用極太麺」など 拡大するまぜ麺
●提供しやすさ、メニューの広がりから惣菜にも拡大するまぜ麺
家庭用チルド麺では、つけ麺・まぜ麺は冷から温などの端境期での展開が多い商品でしたが、今では年間商品へと定着しました。外食でも、コロナ禍でラーメン店のテイクアウト需要が伸び、テイクアウトに適したメニューとしても定番化してきています。また、人手不足の面からもオペレーションが簡単で多くの業態で提供が可能なつけ麺・まぜ麺は提供側のニーズにもマッチしています。
当社でもつけ麺用、まぜ麺用の経時変化に強い太麺は好調です。まぜ麺は一般的に麺量が多く男性向けメニューに思われがちですが、店舗も麺量が選べ、野菜のトッピングなどに対応しているため女性人気も高いです。また、惣菜・集団給食などにもまぜ麺は広まっています。当社が2022年11月に発売した「まぜ麺用中華麺」は、ボイルパックで大量調理に適し、油を噴霧し麺のほぐれをよくしていることから好調です。
今後もまぜ麺のメニューバリエーションは増えると予測しています。また、単価アップのために事業所給食のフェアメニューで「○○監修」のラーメンのニーズも高まる傾向にあり、当社が進めている有名店監修がうたえる麺とスープのセット提案の採用は、徐々に増えています。
●東洋水産のイチ押し
麺、スープのセットでつけ麺発祥店の味に
「つけ麺スープ濃厚魚介醤油味」
濃厚な豚骨スープに魚介の風味を利かせ、魚粉を加えた醤油味。「つけ麺用極太麺」とセットでつけ麺発祥の店の味に
規格=800g×10、48g×50(常温)
「つけ麺用極太麺」
太さ14番手の食べ応え抜群の極太麺。温・冷共に対応でき、経時変化に強い
規格=230g×5×4(冷凍)
●TREND POINT
提供側、消費者双方のニーズにマッチしたまぜ麺が急拡大
事業所給食では“有名店監修”が人気