アパレルに学ぶ盛り付けのヒント:接客向け女性用ユニフォーム
●“和”の要素を取り入れた企画が増える
飲食店でも着用される接客向けの女性用ユニフォームでは、2024~25年秋冬に向けて、日本らしい“和”を感じさせる新商品が増えています。訪日外国人が増えていることが背景にあるようです。
ハネクトーン早川の「カウンタービズ」は、“和こころ”シリーズとして、日本の伝統色を想起させる、えんじや鈴色(グレー)、瑠璃紺の新作を打ち出します。リサイクル繊維を使い、伸縮性があり、絹のような光沢があるシャンタンを部分使いしたワンピースやジャケット。帯風のベルト、きものを思わせるスリット入りのワンピースも特徴です。ホテルやショールーム、クリニックなど各種受付や案内向けに提案します。
カーシーカシマの「エンジョイノワール」ではホテル需要に対応し、日本のおもてなしにふさわしい装い“かさね”を企画しました。女性用のラップジャケットはきものの重ね風にクロスした前合わせ、ウエストには帯結びを意識したリボンをつけるなど和モダンなスタイルです。カラーはジャパンブルーとチャコールグレーの2色が基本となります。
(繊研新聞 取締役編集局担当 矢野剛)