生協特集
全国63主要地域生協の21年度供給高は、前年比1.1%減の3兆922億円(推計値)だった。コロナ禍初年からの反動減が出たものの、19年比では11%増の伸長であり、個配を中心に需要の水準は高い。この傾向は今期も基本的に継続しているが、先行きは不透明だ。コロナ禍の制約が解消していく中での行動変容や、物価上昇がもたらす生活防衛意識の高まりが、生協の宅配・店舗事業にも影響を及ぼしている。本特集では、利用者の裾野広げてコロナ禍の成果を次のステップへつなげようとする主な地域生協の取組みを通じて、環境変化に対応を図る生協組織の動向や課題を見ていく。(流通グループ)
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◆生協特集:コロナ禍の成果、次のステップへ 利用者の裾野広がる
特集 小売 2022.08.24全国63主要地域生協の21年度供給高は、前年比1.1%減の3兆922億円(推計値)だった。コロナ禍初年からの反動減が出たものの、19年比では11%増の伸長であり、個配を中心に需要の水準は高い。この傾向は今期も基本的に継続しているが、先行きは不透明だ。…続きを読む
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生協特集:関東・信越=コープデリ連合会・熊崎伸氏 設立30周年、未来へつなぐ…
特集 小売 2022.08.24◇コープデリ連合会・熊崎伸代表理事専務理事 ◆顧客データ統合へ 関東信越の6生協(コープみらい、いばらきコープ、コープぐんま、コープながの、とちぎコープ、コープデリにいがた)で構成するコープデリ生活協同組合連合会(コープデリ連合会)は、7月に設立…続きを読む
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生協特集:関東甲信越など=パルシステム連合会・渋澤温之氏 「新冷凍センター」…
特集 小売 2022.08.24◇パルシステム連合会・渋澤温之代表理事専務理事 ◆新アプリで接点拡大も 13の会員生協、1都12県を活動エリアとするパルシステム生活協同組合連合会はニーズが高まる冷凍食品の供給力の向上を図るため、新冷凍センターなどインフラ投資を進めるほか、新アプ…続きを読む
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生協特集:北海道=コープさっぽろ 事業統合のメリット発揮 生産性上げサービス…
特集 小売 2022.08.24コープさっぽろは、今年度をサツドラホールディングス(HD)との事業統合メリット発揮の年と位置付ける。昨年10月に第1段階の物流統合を進め、今年から共同で立ち上げた北海道MD機構による決済代行で仕入れの一本化をスタートした。また、23年度に向けて物流イ…続きを読む
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生協特集:東北=みやぎ生協・今野一彦店舗商品本部長 新フォーマット店開発へ
特集 小売 2022.08.24◆商品・開発・運営3本部が一体 みやぎ生活協同組合では開発、運営、商品の店舗3本部が一体となって新フォーマットづくりを進めているという。今期、店舗事業の第1四半期は減収減益だった。3月16日の地震により、大型店の白石店が1ヵ月半営業できなかったため…続きを読む
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生協特集:中部=東海コープ事業連合・小野修三氏 ミールキット商品に注力
特集 小売 2022.08.24◇東海コープ事業連合・小野修三代表理事専務 ◆宅配事業は客数伸長 東海コープ事業連合は前期(22年3月期)、新型コロナの収束が長引いていることで宅配事業は引き続き需要が増えており、最終売上げは前年比1%減、19年比では18%増で着地した。業態別で…続きを読む
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生協特集:近畿=コープこうべ 地域・暮らし・人づくりを 新センターで基盤整備
特集 小売 2022.08.24生活協同組合コープこうべの21年度供給高(売上高)は2471億円(前年比1.5%減)となり、コロナ特需の反動や店舗建て替えによる休業など計画では減収減益としたが、内食需要が予想以上に続き計画比では3%上回り、19年比でいえば供給高で193億円増、経常…続きを読む
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生協特集:中四国=コープCSネット MD改善しEC事業強化 SDGs達成への…
特集 小売 2022.08.24生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合(コープCSネット)の22年3月期決算は、中国・四国地区9会員生協受注高が食品部門で前年比0.5%増、家庭用品などを加えた全体では同0.6%減での着地となった。今期は第6次中計の最終年度として、これまで以上に変…続きを読む