加工わさび特集2023
加工わさび市場は大きな転換期を迎えている。特に家庭用市場は縮小傾向が鮮明だ。これまで家庭用の加工わさびは刺し身や寿司、そばなど薬味的な利用が中心だった。これからは調味料的な利用促進など新たな食べ方提案による需要喚起策が必要だろう。(高木義徳)
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◆加工わさび特集:問われる家庭用の今後 原料高騰の長期化懸念
調味 2023.11.13加工わさび市場は大きな転換期を迎えている。特に家庭用市場は縮小傾向が鮮明だ。これまで家庭用の加工わさびは刺し身や寿司、そばなど薬味的な利用が中心だった。これからは調味料的な利用促進など新たな食べ方提案による需要喚起策が必要だろう。業務用は回復基調にあ…続きを読む
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加工わさび特集:家庭用=国内、縮小傾向続く 数量6.5%減 輸出に期待高まる
調味 2023.11.13家庭用の加工わさび市場は、これまで家庭内食化傾向や巣ごもり需要により堅調な推移を続けてきた。しかし、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、日常活動が平常化しつつある中で市場は縮小に転じた。この9月までの家庭用市場はチューブタイプ全体の金額ベースで前…続きを読む
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加工わさび特集:業務用=コロナ前まで回復基調が鮮明に 輸出、成長をけん引
調味 2023.11.13業務用の加工わさび市場は新型コロナウイルスの影響が緩和され感染法上の扱いが5類へと移行したことで、外食産業を中心に需要が回復しつつある。特に今夏以降はその動きが加速し、外食に加え会合や飲酒機会が増加したことで業務用の加工わさび市場の回復傾向がより鮮明…続きを読む
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加工わさび特集:原料事情=西洋わさび、進む国産シフト 本わさびは高温で不足
調味 2023.11.13加工わさびの原料を取り巻く環境は厳しさを増している。国産本わさびは産地の夏場の高温の影響により生育状況が芳しくなく、中国産西洋わさびは前年の大幅上昇により、今年は栽培面積の拡大による収量増が期待されたが為替の影響などで最終的な原料価格は想定ほど改善さ…続きを読む
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加工わさび特集:首都圏=業務用、価格改定効果で復調へ 家庭用、現状打破へ新提…
調味 2023.11.13首都圏市場の直近1年間の家庭用は全国と同様に、市場は縮小傾向にある。業務用は数度の価格改定効果もあり、コロナ前の水準に各メーカーの売上高は回復しつつある。直近1年間の家庭用チューブの主力製品の販売価格(税抜き)は130~140円程度。前年が130円を…続きを読む
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加工わさび特集:中部=金印 海外販売強化、新興地域開拓も
調味 2023.11.13●高品質な国産原料 農家と二人三脚で追求 金印の今期(24年3月期)ここまでの売上げは、前年比増で推移している。新型コロナの感染レベルが5類に引き下げられて、業務用商品の売上げは回復傾向にあるものの100%には戻っていない状況だ。一方で、海外での食…続きを読む
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加工わさび特集:長野=生産基盤ブランド強化 地域と市場活性化を
調味 2023.11.13●「安曇野わさび」足元から支える 国内最大のわさび生産量(水わさび、陸わさびの合計)を誇る長野県。中でも最大産地、安曇野地域の「安曇野わさび」は、加工わさびや漬物類はもちろん、調味料や菓子類などの高付加価値化フレーバーに数多く採用されるなど、高いブ…続きを読む