世界のアマニから11 インド篇 極彩色の映画で光るインドのお菓子【PR】
インドは、日本では「カレー」のイメージが強い国ですが、
年間映画制作本数も映画館観客動員数も
世界一とされる<映画大国>です。
テレビが普及した今も映画館を訪れる人が多いことや、
多言語国家のため、それぞれの言語に合わせて映画が作られている…など
様々な背景もありますが、
原色の豪華な衣装、大人数のダンサーによるミュージカルシーンなどに
魅了される人が多いのではないでしょうか(私もその1人です)
そんな映画の食事シーンで
頻繁に登場するのが「ラドゥ」です。
国民の約80%を占めると言われる
ヒンドゥー教の行事などに欠かせないお菓子で、
もともとお供え物として生まれたため、
「保存がきく」のも特徴です。
映画では、このラドゥと
スパイスの入ったミルクティー「チャイ」と一緒に楽しむシーンが
“定番”です。
ラドゥは、ベサン粉(ひよこ豆の粉)と
ギー(発酵バター)、砂糖をベースに、
団子状に丸めて作り、
口の中でホロホロと崩れる食感は絶妙です。
カルダモンパウダーで香り付けしたり、
ナッツやドライフルーツを混ぜたりと、
アレンジの仕方は地域や家庭によって様々なバリエーションがあるそうです。
ラドゥは、ベサン粉(ひよこ豆の粉)と
ギー(発酵バター)、砂糖をベースに、
団子状に丸めて作り、
口の中でホロホロと崩れる食感は絶妙です。
カルダモンパウダーで香り付けしたり、
ナッツやドライフルーツを混ぜたりと、
アレンジの仕方は地域や家庭によって様々なバリエーションがあるそうです。
各地のパティスリーには、そんな様々なラドゥが並びますが、
最近の注目株はアマニ粒などが入ったヘルシータイプ。
というのもこのラドゥ。
砂糖が多く使われており、
敬遠する若い女性も増えているそう。
そこで、砂糖を控えめにして、
食物繊維やポリフェノールのひとつ・アマニリグナンなど
“女性にうれしい”成分が入ったアマニを入れたのが
ヘルシータイプのラドゥです。
インド映画に魅せられ、
インドを旅した女性の友人(※新型コロナ禍前)も
「保存がきく」ため、
お土産として、あるパティスリーで注文しようとしたところ、
なぜか値段表記は
「1個あたり」ではなく「1kgあたり」。
「1キロも買えないわ!」とまごまごしていると、
隣にいた優しいご婦人が教えてくれたそうです。
「これは『お供え物』でもあるから、みんなkg単位で買うのよ」。
ご婦人は5kg購入されたそうです。
インドでラドゥを買われる際はお気をつけください。
平岡直也(ひらおか・なおや)
新聞記者、出版社、放送局を経て、2020年4月「株式会社hasso.」を立ち上げる。企業や大学、地方自治体に「はっ、そう!」と思ってもらえるPR戦略を立案するほか、これまでの経験を活かし、フリージャーナリストとしても活動。池上彰氏と「池上彰と考える『死』とはなんだろう」(KADOKAWA)も上梓した。趣味は、「食べること」。仕事や取材で行った土地の料理と、“温泉”を必ず楽しむのがモットー。
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