今日は何の日

7月11日。今日はアルカリイオン水の日

7月11日はアルカリイオン整水器協議会が制定したアルカリイオン水の日。

嗜好飲料 今日のキーワード: アルカリイオン水

容器や販売方法の多様化により清涼飲料水は販売量が増加。水も売れるように

清涼飲料水の市場規模は、カテゴリーや容器の多様化、自販機など販路の拡大によって、第二次世界大戦後の実質的な市場形成期から段階的に拡大してい る。終戦から6年を経た1951年、清涼飲料水総生産量は戦前を上回る19万kl台にまで復調し、1960年前後から炭酸飲料・果実 飲料両カテゴリーの需要拡大が 本格化し拡大基調となった。

1964年には、清涼飲料水総生産量が100万klを突破(11万 8,133kl)、そのわずか4年後の同68年には200万klの大台(205万2,000kl)に乗せている。その後も清涼飲料水の総生産量は炭酸・果実両カテゴリーの隆盛と、高度経済成長を背景とした消費者の購買意欲の向上などにより増加を続け、1975年には総生産量が500万klを突破(512万3,900kl)し、市場は第一次成長期を迎えた。炭酸飲料は,同年には279万9,000klを記録、果実飲料も果汁の輸入枠拡大(1971 年の日米通商交渉)などもあり、 生産量拡大に大きく寄与した。

1990年には、清涼飲料水の総生産量は1,000万klの大台を突破、この時期を前後して清涼飲料水の構造変化と多様化も大きく進んだ。その前段階として、 1982年のPETボトルの導入や、1984年の自販機稼動台数の200万台突破などにより構造的な変化がもたらされた。飲料そのものも果実・炭酸飲料主導から新分野飲料とよばれる新しいカテゴリーが次第に影響力を増し、市場は第二次成長期を迎えた。

市場構造の変化が進み、カテ ゴリーごとの生産構成も大きく変化した。炭酸飲料と果実飲料の合計が、清涼飲料水総生産量の5割を初めて下回ったのが 1991年(総生産量1,145万6,200klに対し、炭酸飲料304万kl、果実飲料240万2,000kl)で、また同年のコーヒー飲料(250万kl)は遂に果実飲料を抜いた。1999年には、総生産量が1,500万klを突破(1,516万6,900kl)した。 2000年以降からは緑茶飲料が爆発的な伸びを見せ、またミネラルウォーターが家庭内需要の 拡大を背景に急増、加えて炭酸飲料の復調、スポーツドリンクの機能拡大による増加など既存カテゴリーの拡大から、総生産量は2011年に1,900万klを突破(1,907万3,300kl)、市場は60年間 (1951~2011年)でおよそ100倍に成長した。 

(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:一般社団法人全国清涼飲料工業会))

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