8月7日。今日は生パスタの日
毎月7日と8日は、全国製麺協同組合連合会が制定した生パスタの日。
低GI食品として注目されるパスタ
日本のみならず世界各国ともパスタの消費量は堅調である。パスタがもたらす効用として、「地中海式ダイエット」という言葉は内外を問わず1980年後半に定着した。
また一方で激しいスポーツを行う前には、体内にグリコーゲンとして蓄積され、エネルギー源として力を発揮する炭水化物の摂取がもっとも効果的であるとし、その代表的な食品がパスタということで、いわゆる「パスタカーボローディング」が脚光を浴びるようになった。炭水化物は消化吸収されたのち、体内で運動時のエネルギー源であるグリコーゲンとして蓄えられる。炭水化物のなかでもパスタは腹持ちも良く、ゆっくり吸収されるため、カーボローディングに適した食材といわれている。
さらに最近では、血糖値を急激に増加させない低インシュリン・ダイエットの食材としても、パスタが話題となっている。その目安となるのがGI値(グル セミックインデックス)であり、食品の炭水化物50gを摂取した際の血糖値の上昇をブドウ糖を100とした場合の相対値で表したものである。白米はGI値が88とされているのに対して、パスタは46以下の低GI値食品である。白米に比べてパスタは、ゆっくりと消化・吸収され、血糖値の上昇がゆるやかである。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:マ・マーマカロニ株式会社 小矢島 聡))