「焼とりの八兵衛」は、鶏肉だけでなく豚バラ等の串焼きをすべて「博多の焼とり」と定義。自由なスタイルの「YAKITORI」は海外拡大にも期待が持てる

「焼鳥　市松」は焼き鳥・鶏懐石の名店。大阪の一店舗にこだわり、海外からも数多く来店する人気店

　鳥貴族ホールディングスは5月1日、エターナルホスピタリティグループに社名変更。同15日に福岡県博多を中心に展開する「焼とりの八兵衛」と、ミシュラン一つ星店「焼鳥市松」との協業を発表した。同社の中核ブランド「鳥貴族」と「やきとり大吉」に、新たなパートナーとして「焼とりの八兵衛」「焼鳥市松」の2ブランドを加えた「Global YAKITORI Family」を制定し、海外へ本格進出する。日本の焼き鳥の文化を海外に広めて「YAKITORI（焼き鳥）」が世界の共通言語となることを目指す。

　2社との協業は客単価として2200円の「鳥貴族」に、客単価5000円～を想定したミドルレンジ、1万円強のハイエンド業態を新たに加えることで、複数ブランドによる事業拡大と海外の積極展開を図るのが狙い。国内と海外では「鳥貴族」とミドルレンジとしての「焼とりの八兵衛」に注力し、「焼鳥市松」はハイエンド業態と位置付けて、海外への共同展開を見込んでいる。