話題の新ドリンク:コメダ珈琲店 なめらかな口当りの「とろみコーヒー」誕生

2024.06.03 544号 15面
とろみコーヒー 460~640円(税込み) コメダ珈琲店の一部の店舗で販売。価格は店舗によって異なる。

とろみコーヒー 460~640円(税込み) コメダ珈琲店の一部の店舗で販売。価格は店舗によって異なる。

なめらかなとろみが新感覚

なめらかなとろみが新感覚

 未来型のコーヒーが登場した。コメダ珈琲店で5月から販売開始したのが、とろみのついた「とろみコーヒー」だ。この画期的なコーヒーは、飲み込む力が弱くなる高齢者が増えている現代、「誰でも安心して飲めるコーヒーを」と歯科医師・日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士の谷口裕重教授監修、石光商事との共同開発で完成した。

 飲み込む力が弱くなると、さらさらとした通常の飲み物はむせたり気管に入りやすくなるため、飲むことが次第に不安になってしまうもの。「とろみコーヒー」は、そうした人たちにも安心して楽しめる。コメダ珈琲店のブレンドならではのコク深いストロングボディに近づけるようアラビカ種の豆を濃く抽出し、コーヒー本来の味を損なわないようこだわったという。なめらかな口当りで、時間をかけてゆっくり飲んでも冷めにくいのも特徴。とろみのついたコーヒーは新感覚でしみじみと温かく味わえ、高齢者でなくても楽しめそうだ。

 昨今、とろとろのわらび餅がちょっとしたブームになったが、高齢者に優しい「とろみ」をキーワードにした新感覚のグルメというのは、アレンジ次第で面白いメニュー開発につながるかもしれない。

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