改正農基法成立 「国民一人一人の食料安保」明記
食料安全保障の強化を柱とした改正食料・農業・農村基本法が29日、参院本会議で可決し成立した。農林水産・食品産業に関連する国の理念や方向性を定める同法は、個別法の根拠ともなる「農政の憲法」といわれ、99年の制定以来初めての改正となる。
気候変動や生物多様性といった食をめぐる喫緊の課題、世界人口増加に加え米中対立やウクライナ危機など紛争の深刻化による需給バランスの変化、そして国内の少子高齢化や物価高による食品アクセスの問題など、旧法が想定しない状況に対
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