国産化に針路をとれ:ケンミン食品 純国産米めんを一気通貫 コメ消費拡大へ貢献
国産ビーフンの製めん工程
ビーフンやフォーなどコメを主原料にしためんの市場は順調に拡大しているが、日本産のジャポニカ米は、めん同士がくっつきやすく原料米に適さないことから、タイやベトナムで生産される長粒種のインディカ米を使用している。だが、この市場で50%以上の圧倒的シェアを持つケンミン食品は、国産米を使ったビーフンにチャレンジ。年初に開発・研究を行う「ケンミン未来研究所」を、兵庫県丹波篠山市にある冷凍食品の基幹工場内に立ち上げた。
取組みの背景に、日本国内で近年、米粉製粉