ダイエー、新浦安店でフローズンフェア開催 冷食は食シーン別売場に

(株)ダイエーは7~10日、基幹GMSの新浦安店(千葉県浦安市)1階催事場で第9回目となる「フローズンフェアー」を開催した。期間中の冷食売上高と客単価は過去最高額を記録する見込み。約50坪のスペースに冷食メーカー26社、アイスメーカー12社が注力商品を並べ、試食を交えた販促を展開した。冷食は時間軸に沿った食シーン別の売場コーナーとした点が特徴で、高単価商品と少量企画商品の販売を強化した結果、売上高・収益ともに前回比2桁増を期待する。

食品商品供給本部デイリー部のチーフマーチャンダイザー芝尾昭治氏は、5年目となる今回のフェア展開について「B2サイズへ拡大したカラーチラシを過去最高の4万部配布した。父の日を前に“冷食でお祝い”をメーンテーマに据えた。食卓メニューの拡大が狙いだ。次に時間軸に沿って食シーンを区切った売場構成とした。朝食・ブランチ・弁当・塾前・夕食・夜食と24時間、冷食が利用できることを情報提供する意図がある」と説明。

各種イベントも前回から拡充し、地域住民が自慢の弁当メニューを競う「お弁当コンテスト」、冷食を使った料理教室などを加えた。近隣のニチレイフーズ船橋工場からは、ライン・マネージャーなど3人が売場に立って生産面の説明を添えた。

卸としてフェア企画に参画してきた(株)ナックスナカムラの向井正専務取締役は、その意義について「志と期待と熱意を持ったスタッフがつくりあげた、冷食の良さを感じてもらう企画の集大成といえる。初の試みとなる食シーン別の販促など、まだまだ冷食を知らない方に向けた情報発信ができた。理解と啓発の促進によって冷食の良さを認識していただき、売場を活性化できる。卸として売場づくりを担当したが、メーカーと小売との三位一体で実現できること。卸の機能を発揮するよう引き続き努める」と話している。

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