「FABEX関西」きょうまで 初日9010人来場

総合 展示会 2024.10.18 12839号 01面
関西食品界を代表する20人が参集しテープカット

関西食品界を代表する20人が参集しテープカット

 西日本最大規模の業務用“食”の総合見本市「FABEX関西2024」が16日、開幕した。会期は18日まで。会場のインテックス大阪1、2号館では、関西・西日本マーケットの食品産業活性化に貢献する、ビジネスマッチングが行われている。12回目を迎えた今回、368社が521小間を形成。初日の16日、9010人が来場し、会場はにぎわいを見せた。主催は日本食糧新聞社と協同組合全日本洋菓子工業会(関西デザート・スイーツ&ベーカリー展)で、日本惣菜協会(ファベックス関西)と全国和菓子協会、全日本パン協同組合連合会(関西デザート・スイーツ&ベーカリー展)が共催。

 開幕に当たり、5年ぶりに開会式が行われ、杉田尚日本食糧新聞社社長が「食品業界は想定外の課題解決に向け、加速度的に変貌を遂げている。本展示会で明日につながる商談機会を創出することで、関連産業の新たな活力を喚起し、活性化することを祈願する」と述べた。

 来賓を代表し、相本浩志近畿農政局長が「消費者の豊かな食生活を実現し、地域農林水産業の発展にも貢献する展示会。訪日観光客が増加する中で、来年は関西万博が開催され、インバウンド需要がさらに盛り上がることが期待される。一方、天候不順や農家高齢化など日本の農業は今まで経験したことがない局面にあり、昨年改正した食料・農業・農村基本法を具現化するため、今年度中に同基本計画を策定する。どうか皆さまのご理解、ご協力を賜りたい」とあいさつした。最後に来賓と主催者20人でテープカットを行った。

 注目のセミナーでは、29人の講師によって23セッションが行われている。16日、関西デザート・スイーツ&ベーカリー展プレゼンテーションステージで、お菓子勉強家の松林千宏氏が「作り手/売り手/買い手の視点で見る“菓子”の商品開発」をテーマに、「商品開発の最強のフレームは(1)誰に(2)何を(3)どうやって–の流れに沿うこと。高いアンテナで時流をキャッチし、フットワーク軽く商品を開発する。値上げや人手不足など先が見えない時代だけに、ユーモアをもって楽しく取り組みたい」とした。(佐藤路登世)

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