海風をあびた、コク深みかん 熊本から到着です!!
朝の6時から日が暮れるまで、みかん山と向き合っています。雨の日もカッパを着て作業、みかんに愛情を注いでいます。従業員40人、うち外国人研修生11人。研修生は1人として辞めないし、日本に残りたいという意志があります。仲間みんなが「仕事をしたくなる畑」をめざしています。
◆トップバリュグリーンアイ オーガニックみかん
みかんがおいしい季節です。有明海を望む海抜200m、熊本県玉名市天水町でこだわりの有機みかんを栽培している、さかもとふるーつの代表取締役・坂本侑平さんにお話を伺いました。
●放棄地対策は、有機を守るため
2002年に有機JAS認証を、2006年にはオーガニック認証を取得。日本一の有機みかん農家をめざすという目標を揚げて、仲間と一緒に日々努力しています。
温暖な気候とやわらかい日差し、海風によるミネラル豊富な土壌に恵まれ、古くからみかんの名産地とされてきた天水町ですが、生産者の高齢化により、耕作放棄が年々進んでいます。そんな天水町の現状を少しでも食い止めるため、放棄された畑を毎年必ず購入し、規模を拡大してきました。
10年ほど前は7ヘクタールだった栽培面積も2024年には31ヘクタールまでになりました。圃場を広げることにより、周囲からの農薬の飛来や耕作放棄された圃場からの病害虫を防ぐことにもなります。
●魚の骨の堆肥、黒砂糖の希釈液も
農園は私で4代目。代々引き継がれてきた、魚の骨を使用した有機堆肥を使い、散布するタイミングにもこだわりながら土作りをしています。黒砂糖の希釈液も年に3回、散布します。
木を枯らしてしまうカミキリムシの温床になるのを防ぐため、月に1回、草刈りを徹底して行います。害虫駆除や草刈りはすべて手作業です。
みかんは着果量が多いと食味が良くなります。そのため摘果はほとんどせず、樹本来の力で糖度を上げる栽培方法をとっています。ただ甘いだけでなく、酸味がありコク深いみかんをめざしています。
●出荷量を減らしても
過剰な酸抜けを防止し、コクのある味になるよう、選果レーンの距離は短くして、手作業で一つひとつ念入りに選別します。有機栽培なので害虫・鳥害獣の被害や傷もあり、900トンの収穫量があっても集荷できるのは600トンまで減ってしまいますが、仕方ありません。多くの人に笑顔とおいしい果物を届けることに全力で取り組んでいます。
◆農家飯:みかんのオープンサンド
<材料・2人分>
・熊本県産オーガニックみかん……3個
・食パン……1枚
・クリームチーズ……大さじ1
・牛乳……少々
<作り方>
(1)みかんは横に5枚のスライスになるよう包丁で切り、皮をとる。
(2)クリームチーズは常温にもどし、牛乳を加えてのばす。
(3)食パンに(2)を塗り、(1)を上から重ね3列並べる。
※お好みで砂糖かはちみつをかける。
*
◆「トップバリュグリーンアイ オーガニックみかん」
※季節やエリアにより取り扱いのない場合がございます。
※売価は店頭でご確認ください。
◇グリーンアイオーガニックとは
自分のため。家族のため。そして持続可能な未来のために。オーガニックライフをもっと身近に。
*
化学的に合成された農薬や化学肥料に頼らずに、遺伝子組換え技術を利用せず、環境への負荷をできるだけ減らしてつくられたことを表す有機JASマーク。グリーンアイオーガニックの商品すべてが、この有機JAS認証を取得しています。