アカエイ切り身の唐揚げ

アカエイのなめろう

　商売上、特定製品の推奨を控えている業務用食品卸のトップが、絶対匿名を条件に「お薦め製品」を紹介！

　☆推薦　首都圏卸商品部幹部

　●海の厄介者がグルメに　漁業活性化にも貢献

　「農産物被害の害獣対策でジビエの活用が求められています。海にも厄介者はいます。『至極のジビエ』※は二枚貝を食べてしまうなどの被害を与えるアカエイを商品化したものです。アカエイを活用することで漁業に役立ち、商品アイテムも豊富で、食べてもおいしいので飲食店で活用していただきたいです」と首都圏卸商品部幹部がおすすめするのが丸魚水産の「至極のジビエ」だ。

　丸魚水産は姫路市中央卸売市場の水産卸。アカエイは、日本全国に生息し、一部地域では食用として食べられているが、下処理が面倒なことからあまり活用されなかった。特に鮮度が落ちるとアンモニアで臭いというイメージが強い。同社では独自処理によりアンモニア臭を除き、製造から販売まで一貫で行う体制を作り上げた。

　アカエイの身は、独特の食感と味わいが特徴だ。身は軟らかく、繊維が細かくとろけるような食感。またビタミンB、ビタミンD、カルシウムなどが豊富でヘルシー。また、肝も絶品。「海のフォアグラ」（※）ともいえる味わいだ。なめろう、唐揚げ、エイヒレなどの加工品から切り身、肝などが商品化されている。

　※丸魚水産により商標登録出願中

　●丸魚水産「至極のジビエ」

　規格＝各種（冷凍）