ウワサの新店舗:9つに分かれた伝統火鍋 自分の陣地でしゃぶしゃぶ
ガチ中華ブーム発祥の地である東京・池袋に、新しい“ガチ四川”の店が1月、オープンした。「四川伝統火鍋 蜀漢」は、日本では珍しい四川省の「九宮格鍋」を提供。「九宮格鍋」は、四川省重慶で親しまれている鍋スタイルで、発汗を促すために辛いスープに仕立てている。牛脂、3種類の花椒、唐辛子など25種類以上のスパイスと調味料を使用したシビ辛いスープも魅力だが、面白いのが9つに仕切られたこの鍋だ。最も温度が高い中央は肉、内臓類をしゃぶしゃぶし、その周囲のエリアではじっくりと火を通す野菜などを加熱する。9つに仕切られてはいるが同じスープが満たされる作りで、大人数で鍋を囲みながらも自分専用のエリアを決めて、個々に具材を食べられるよう考案されたという。
具材はハチノス、砂肝などの内臓類や、牛、豚、羊肉などの肉類、エビだんご、野菜など約80種類が冷蔵棚に並び、各自が取りに行くビュッフェ形式。また、つけダレはごま油、ラー油、海鮮醤、黒酢などの調味料と唐辛子、ネギ、ザーサイなどの薬味類やパクチー、ゴマ、ピーナッツなど自由に組み合わせて作るスタイルで、パンチのあるシビ辛スープで煮込んだ具材をオリジナルのタレで食べるその味はヤミツキ系。この店でしか味わえないおいしさだろう。
同店は2008年5月に開業した名古屋本店のほか、名古屋、大阪で4店舗を展開。東京のガチ中華聖地での新たなオープンは話題を呼びそうだ。
●店舗情報
「四川伝統火鍋 蜀漢 池袋店」
所在地=東京都豊島区西池袋1-28-6大和産業ビル3階/営業時間=11時30分~14時30分、17時~23時、土日祝11時30分~23時。無休/席数=162席(個室60席)