うまいぞ!地の野菜(38)北海道使ってみたい!とっておき野菜
(1)生産者名(2)所在地(3)電話番号(4)FAX番号(5)代表者名(6)生産品目(7)特徴(8)取引条件(宅配可・不可など)(9)生産者のコメント
●越冬キャベツ
(1)JA和寒町蔬菜組合連合会葉菜部会(2)北海道上川郡和寒町字西町三六(3)0165・32・2441(4)0165・32・3249(5)部会長・出戸鉄夫(6)キャベツ、カボチャ、アスパラ、バレイショ、玉ネギなど(7)昭和43年ごろ偶然に始めた雪中貯蔵が思わぬ効果を得、47年から指定産地として本格栽培を始める。6月中旬に播種、7月中旬に定植、11月上旬に収穫し、雪中貯蔵する。現在一一五戸の生産者で約七〇ヘクタールの作付け。一日約三〇tを11月~翌年4月までの六ヵ月間出荷する(8)冬の北海道野菜供給のため道内市場のみ。宅配はホクレンショップ和寒店(電話0165・32・6011)(9)収穫時よりうまみ、甘みが増し、多くのかたに喜ばれています。漬物、油炒め、ポトフ、お好み焼きなど幅広く使えます。
●食用ユリ
(1)ようてい農業組合(2)北海道虻田郡倶知安町南一条東二丁目(3)0136・21・2315(4)0136・21・2320(5)本所青果部青果第二課(6)食用ユリ根、バレイショ、コメ、大根、ニンジン(7)昭和36年真狩村で初めて栽培を始め、現在では管内五ヵ町村で一九五戸、栽培面積約五〇ヘクタール、年間八〇〇tを生産。播種から収穫まで最低四年の年月を必要とし、この間、植え替え作業を三回行い、花のつぼみを切るなどして根の部分に栄養が十分に行き渡るよう丹精込めて育てられている(8)8月下旬~12月中旬まで関西方面を中心に市場出荷。同期間内で管内Aコープ店窓口で宅配可(9)タンパク質はジャガ芋の二倍、カルシウムや鉄分、食物繊維も豊富に含むヘルシー野菜です。サラダ、茶碗蒸し、炒飯などで楽しめます。
●ヤーコン
(1)JAおけとヤーコン生産振興会(2)北海道常呂郡置戸町字置戸四六(3)0157・52・3111(4)0157・52・3521(5)生産振興会長・和田博昭(6)ヤーコン・男爵バレイショ・F1玉ネギ(7)昭和63年ころからJAおけと青年開発部会の取り組みで試験栽培、現在に至る。南米アンデス高地原産のキク科の植物。容姿はサツマ芋風だが梨のような食味をもつ。成分はビタミンA・C・カルシウム・カリウムなどを含有、食物繊維も豊富。定植は5月ごろから開始され、10月中旬ころ収穫(8)10月中旬~翌年1月、地場販売・宅配可(9)地元では酢味噌あえ、シーチキンあえ、粕漬け、味噌漬けなどのほか、サラダ、きんぴら、マリネなどで楽しんでいます。健康調整機能をもつヤーコンをぜひとも試してください。
●行者ニンニク
(1)トマト家秀ホリタファーム(2)北海道虻田郡ニセコ町字元町三八一(3)0136・44・2704(4)0136・44・2704(5)堀田秀夫(6)天然もの行者ニンニク、完熟トマト、天然ウド、山ワラビなど(7)平成6年、高収益作物としてトマトの雨よけ栽培を始め、直売をするうち、消費者から野生行者ニンニクの要望があり販売するようになった。栽培ものは採取までに七~八年は要し、味・香りに難点がある。自然の味を味わって欲しいと融雪の早い地域を探しては山採りし、出荷している(8)3月末日~5月上旬が販売期間。価格は五〇g束で一〇〇円(9)水洗い後、塩を入れて湯通しし、適宜切って鰹節と醤油で食べるのが一般的ですが、醤油、刻み昆布、みりんを入れて一週間後に食べる醤油漬けも格別です。