焼き肉特集:人気絶好調の名物焼き肉店=安楽亭
「BSEの影響は残っていない。売上げは騒動以前に回復している」と執行役員企画部長の水島久光氏は語る。
「安い価格で安心して(安)」「くつろげる(楽)」をポリシーに、平成9年店頭登録、平成13年東証二部に上場した安楽亭。BSEの影響を受け創業以来初の赤字となった平成14年3月期から平成15年3月期は黒字転換を果たした。
安楽亭の特徴は、「ロープライスでいいものを提供する」という戦略。平均客単価は一七七〇円。業界最安値を自負する。
郊外に一〇〇坪以上というファミリーレストランタイプの店舗を中心として、ファミリーをコアターゲットに、子供を連れて行っても気兼ねなく、安心・安全と評判が高い。また、近年は、いろいろな肉を少しずつ食べたいというニーズにこたえ、二〇〇g盛りで三から四種類の肉を組み合わせた「コンビプレート」(平均売価八七〇円)が、ファミリーユースに好評である。
◆今後の出店予定
ピーク時は年間三〇店舗を出店していた安楽亭だが、BSE以降は新規出店を抑えていた。しかし、今期下半期で六店、来期は二〇店という出店計画を予定している。北関東地区を意識しながら、その中でも、まだ空いている地域を重点的に埋めるドミナントを意識している。
関東は既に飽和状態にあり焼き肉以外の客を取り込む必要があるという。すし業態との戦いをも見据え焼き肉を特別食から日常食へと変えていきたいと鼻息が荒い。
◆重点メニューと重点食材
安楽亭では、「ファミリーカルビ」(三八〇円)が構成比の約三〇%を占め、一番人気となっている。また、昨年度からテスト販売している、肉厚でやわらかい「リブカルビ」(四八〇円)と、ジューシーでうまみが凝縮した「中落ちカルビ」(五三〇円)が近年は好評という。
これは安楽亭における中価格帯であり、ファミリーカルビでは満足しえなかった客に選択幅を広げた結果だ。また、焼き肉料理に欠かせない三品、ライス、キムチ、ビールを再チャレンジ食材としてその品質アップに取り組んでいる。
◆売れ筋メニューベスト5
(1)焼肉大皿(平均売価二七八〇円)月間一八万五〇〇〇食(2)コンビプレート(平均売価八七〇円)月間一三万四〇〇〇食(3)ファミリーカルビ(三八〇円)月間一二万四〇〇〇食(4)中落ちカルビ(五三〇円)月間八万食(5)石焼ビビンバ(七八〇円)月間六万五〇〇〇食
◆ストアブランド
安楽亭/企業名=(株)安楽亭/本社所在地=さいたま市中央区上落合二‐三‐五、アルーサB館四階、電話048・859・0555/店舗数=直営二八一店、FC・のれん二二店/客単価=昼一一〇〇円、夜二〇〇〇円/営業時間=午前11時~翌午前2時(店によっては午前5時まで)/平均月商=一〇〇〇万円













