ワケありの盛り付け:“蒸す”を“揚げる”に変えてメリット増 提供スピード倍速に
北海道・小樽の名物「若鶏半身揚げ」を生んだ名店「若鶏時代なると」の系譜を継ぐ居酒屋「なるとキッチン」。2017年に1号店を東京・五反田にオープン以来、関東以西に店舗を拡大。フランチャイズ展開も進み、6つの都府県に21店(うち7店はデリバリー専門店)を布陣している。
主力商品はもちろん北海道で唐揚げを意味する「ザンギ」だが、サイドメニューには「エスカロップ」や「芋餅」など他の北海道名物料理も採用して業態の特色を際立たせている。中でもひときわ異彩を放っている一品が「まるごと揚げ男爵 塩辛バターのせ」だ。
従来じゃがバターといえば“蒸かした”ジャガイモが一般的。それを“揚げる”調理法に変えることで揚げ物を主力とした業態イメージを強調している。…と筆者は勝手に想像していたのだが、実態は違った。
「直営店のみだった頃は蒸し器を置いてジャガイモを蒸かしていました。しかし調理に時間がかかるうえにコンロが1口占領されるなど負担が重い。ならば、いっそ揚げてしまおうとなったのです」と中西貴昭社長は真相を明かす。これにより10分を超えていた調理時間は5分前後とほぼ半分に短縮し、調理負担も軽減。油を吸うのでジャガイモのうまみも濃くなるメリットも生まれた。文字通り“ワケがある”一品アイデアなのだ。
●店舗情報
「小樽名物 若鶏半身揚げとザンギ なるとキッチン」
所在地=(五反田店)東京都品川区西五反田2-26-4 桔梗ビル1階












