業務用加工食品ヒット賞・洋食:かくぎりポテトサラダ(ケンコーマヨネーズ)

2005.09.05 305号 6面

■洋食部門 「かくぎりポテトサラダ」 ケンコーマヨネーズ(株)

◆原料はすべて国産・産地指定

ケンコーマヨネーズ(株)(東京都世田谷区、電話03・5317・1104)が発売する数多くのポテトサラダ類の中で、販売量、伸び率ともにNo.1のサラダとしてあらゆるジャンルのユーザーに支持され、幅広く、さまざまな食シーンに利用されているのが「かくぎりポテトサラダ」。同製品は、馬鈴薯を15mmの角切りにし、大粒の固形を残したポテトサラダ。馬鈴薯を蒸した後に従来にない独自の製法で下地をつけており、この製法により食感と味に特徴を出している。原料はすべて「国産」「産地指定」の馬鈴薯、ニンジン、玉ネギを使用する。馬鈴薯に関してはトレーサビリティー管理体制を整え、9割以上は北海道産のよりすぐりの農場で契約栽培された「北海道産」を使用している。その品種は「とよしろ」「さやか」に限定している。

同社では原料のジャガ芋では、北海道の契約農場と長年にわたり、サラダに最適なおいしい馬鈴薯を作るため、日々改良、改善に努め、今日までさらなる向上を目指している。また、契約農場と共同し、品種については厳しい基準を設けて、毎年、春の根付けから秋の収穫に至るまで馬鈴薯の生育状況を徹底管理し、幾つもの厳しい品質基準をクリアした馬鈴薯だけを製品に使用している。おいしいポテトサラダの根源は、こうした契約農場の皆さまの陰の努力と協力に支えられ生まれてくる「こだわりの馬鈴薯」にその秘密があるといっても過言ではない。さらに製法でも馬鈴薯本来のおいしさと新鮮さを可能な限り袋に閉じこめている。この原料のこだわりが掛け合わされることによって、独創的な「かくぎりポテトサラダ」が製造されている。

特に製品開発の経緯では、従来はつぶし芋に、角切りにした芋をブレンドしたタイプが主流を占めていた。しかし消費者から固形感をもっと出したタイプの製品の要望が強くなってきたため、同社ではつぶし芋を使用せず、従来のサイズの10mmから15mmの角切りに変更した製品を開発した。芋のゴロゴロとした固形感を前面に押し出し、独自の製法で馬鈴薯に下味をつけた新タイプを1998年12月に発売した。以来、現在に至るまでユーザーから高い評価をいただき、同社のポテトサラダの看板商品に育成されてきている。

「品質主義」「精鋭主義」「独創主義」が経営基本方針。お客さま第一主義を念頭に、「見ていただいて」「食べていただいて」「使っていただく」をモットーに商品開発に力を注ぐ。

◆フレッシュ野菜のポテトサラダ

作り方/(1)レタスは一口大、キュウリは輪切り、ニンジンはいちょう切り、紫玉ネギは薄切りにする。(2)「かくぎりポテトサラダ」と(1)を混ぜ合わせる。(3)皿に(2)を盛りつけ、イタリアンパセリをトッピングする。

◆マセドアン風ポテトサラダ

作り方/(1)サラミは色紙切り、チェダーチーズは角切り、キュウリは角切り、パセリはみじん切りにする。(2)「かくぎりポテトサラダ」と(1)を混ぜ合わせる。(3)皿に(2)を盛りつけ、ゆで卵の裏ごしをトッピングする。

◆生ハム・ポテトグラタン

作り方/(1)アスパラガスは2cm幅、ミニトマトは半分、マッシュルームはスライスにカットし、生ハムはいちょう切りにする。(2)グラタン皿にバターを塗り、「かくぎりポテトサラダ」と(1)を重ね、ピザ用チーズをのせ、180度Cのオーブンで10~15分焼く。

◆ポテトチーズの包み揚げ

作り方/(1)ギョウザの皮に「かくぎりポテトサラダ」とゴーダチーズのスライスをのせ、半月に折って成形する。(2)油で揚げる。(3)皿に(2)を盛り付け、ミニトマト、イタリアンパセリを添える。

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