中華料理特集 肉食系VS草食系ラーメン:ラーメン山頭火「特選とろ肉らーめん」
◆貴重な豚のほほ肉をトロのようなとろける軟らかさで
1988年旭川からスタートし、現在、全国および海外で50店舗展開する「らーめん山頭火」。
豚骨、野菜、干魚でとったやさしい味わいの白湯スープの「素らーめん」と、トロ肉が盛り付けられた別皿がセットになった「特選とろ肉らーめん」は、創業当時からのメニュー。創業者の畠中氏が「安くておいしい肉はないものか」と探していたところ、その当時はまだほとんど消費されていない豚のほほ肉を見つけ、軟らかく加工して提供したところ、一躍人気商品となった。
使用しているのは、豚1頭からわずか200~300gしか取れない貴重なほほ肉。マグロのトロのように、とろけるような味わいが特徴。
麺と具を別盛りで提供しているのは、山頭火のどんぶりの間口が小ぶりで、トロ肉がすべてのりきらないためと、スープの温度変化を防ぐため。また、別盛りになっているので、トロ肉を酒のつまみとして楽しむこともできる。
年齢や性別を問わず、さまざまな客層から支持を得ており、特に海外からのお客からは、「今まで食べたことのない軟らかな肉の食感」との感想が多い。
●「らーめん山頭火」/経営=(株)アブ・アウト/本社所在地=北海道札幌市中央区南6条西1丁目5-3/店舗数=「らーめん山頭火」50店舗(2010年9月現在)