取って出し注目NEWS:訪日外国人飲食消費額4.5%増 客数減もプラス維持
◇「日本食糧新聞」発 取って出し注目NEWS
インバウンド需要が引き続き堅調だ。観光庁が7月に公表した調査結果によると、今年上期(1~6月)の訪日外国人の旅行消費額は前年比1.3%増の4兆8469億円となり、プラスを保った。このうち飲食消費額は4.5%増の1兆0810億円で、全体を上回る伸びを示している。中東情勢の悪化で訪日客数は4月から減少に転じているが、飲食を中心に1人当たりの消費額が広がり、市場を底上げする構図となっている。
日中関係の緊迫化を受け、昨年12月以降は中国からの訪日が5~6割減で推移。他のアジア諸国や欧米からの訪日が増えているとはいえ、4月以降は中国の減少をカバーできなくなっている。日本政府観光局の集計によると、上期の訪日外客数は2109万人で、前年比2%の減少となった。
この動きに反して旅行消費額は増加ペースを保っており、飲食費をはじめ、宿泊費(前年比3.1%増/1兆7816億円)、娯楽等サービス費(同11.3%増/2335億円)といった体験型の費目が伸びている。
対照的に10年代のインバウンド市場をけん引した買物代(同4.7%減/1兆2635億円)は下落傾向にある。宿泊・飲食・サービスが物品を上回る値上がりを示していることに加え、滞在日数の長い欧米・豪州からの訪日割合の上昇などが影響したとみられる。
(「日本食糧新聞」26年7月17日付既報)















