漢方スローライフ 季節と一緒にいい加減(200)立冬 白いれんこんは黒い食材と

2026.11.01 376号 08面
「れんこんとにらの黒ごまあえ」

「れんこんとにらの黒ごまあえ」

れんこん

れんこん

●24節気 立冬(11月7日~21日)

体感的にはまだ「秋」のようですが、自然界のエネルギーは徐々に陽から陰へ。昼間は秋の陽気でも朝晩の冷え込みはだんだんと厳しくなります。寒暖差に気をつけていきましょう。

冬は寒さが厳しい季節。五臓の「腎」にエネルギーをしっかり蓄え、春にむけて備えます。秋の終わりの乾燥が残りつつ、冬の寒さが本格化し始めるこの時期は「潤すこと」と「温めること」の両方が必要です。

この時期、おいしいのがれんこん。穴があいていることから「見通しが良い」と縁起の良い食べ物とされ、正月料理や慶事に欠かせない野菜のひとつです。また、健康維持に役立つ豊富な栄養素を含んでいます。代表的な栄養素として「ビタミンC」「タンニン」「食物繊維」があげられます。ビタミンCの含有量はレモン果汁に匹敵するほど。多く含まれるでんぷん質がビタミンCを守り、加熱しても損失が少ないことも特徴です。

冬は「腎」を補う意味でも黒い食材(くるみ・黒ごま等)や、身体を温める食材と一緒に組み合わせましょう。寒さに負けない身体作りをサポートしてくれます。

●ごうんろっきで気象うらない

五運六気・2026年(立冬)主運が水運太過で寒さが増すことに加え、中運の水運太過と相まって厳しい冬が到来しそうです。

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五運は、5惑星「木(風)・火(暑、熱)・土(湿気)・金(乾燥)・水(寒)」をなぞらえた天の気。六気は、地球の地の気である「風・寒・暑・湿・燥・火」。この組み合わせで24節気ごとに巡ってくる気象と、それが私たちの身体に及ぼす影響を予想するのが「五運六気」。

◆れんこんとにらの黒ごまあえ

立冬から始める潤い養生

エネルギー141kcal たんぱく質4.3g 塩分0.8g(1人分)

〈材料・2人分〉

・れんこん……1/2節(100g)

・にら……1/2束

・くるみ……8粒(20g)

・クコの実……小さじ1

・Aすりごま(黒)……大さじ2

・Aしょうゆ……大さじ1/2

・A砂糖……小さじ1

〈作り方〉

(1)れんこんは薄い半月切り、にらは3cm長さに切る。

(2)くるみは粗く刻み、クコの実は水に戻して水気を切りAと合わせておく。

(3)熱湯でれんこんを1分ほどゆで、にらを入れてひと煮立ちさせたらザルにあげる。水で粗熱をとり、水気をよく切って(2)とあえる。

●れんこん Lotus root

【栄養学】加熱に強いビタミンCをはじめ、炎症を抑えるタンニンや代謝を助けるビタミンB群などの栄養素が豊富に含まれています。

【薬膳学】身体の熱を冷まして肌や喉に潤いを与え、空咳を鎮めます。胃腸を丈夫にして下痢を止める働きもあります。

東京栄養士薬膳研究会 管理栄養士・国際薬膳師豊田伸恵(レシピも)

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