灘・伏見の清酒大手銘柄(1~12月)課税移出数量
灘、伏見の清酒大手一二銘柄の平成3年1~12月の年間課税移出数量は、本紙推計では前年比五・一%減の約二八五万四五五〇石となった。これは昨年末の清酒値上げの反動が大きいものとみられ、前々年の平成元年とほぼ同量となる。一二社中前年をキープしたのは松竹梅の宝酒造㈱のみ。また菊正宗、富久娘らが健闘しており、松竹梅「■炒造り」、菊正宗「一級本醸造」に代表される商品効果が如実にあらわれた年。 平成元年4月の酒税改正後は割安感の出た一級が伸び、二級が減少するという動