日本ではまだ珍しい料理

素朴な中にスパイシーな

おいしさ

渋谷・道玄坂の渋東シネタワーの地下一階。平成三年七月オープン。店舗面積約四五坪、客席数八〇席。

業態はいわばエスニック料理のカテゴリーにあるが、代表的メニューはチキンタコス八〇〇円、ビーフタコス一〇〇〇円、トルティアセット二八〇〇円、メキシカンライス一八〇〇円、タマレ九〇〇～一二〇〇円など。

タマレとは聞き慣れない料理だが、これはコーンパウダー、バター、チーズ、チリ（唐がらし）をミックスしてその中にカニ肉などを入れて練り上げ、それを団子状にしてコーンの皮で包んで蒸す料理のこと。

料理は日本人向けにアレンジしてあるが、スパイシーな香りと適度な辛味があっておいしい。チリがほどよく胃袋を刺激し、しかも殺菌効果もあるので、夏場には特にフィットする料理といえる。

まだ、日本では珍しい部類の料理だが、消費者の支持が得られれば多店舗化していくことも考えている。

目下の客層は二〇代後半のサラリーマンやＯＬが主体。

ランチサービスも実施しているが、客単価は昼一〇〇〇円、夜四〇〇〇円といったところ。

平日で一五万円、金土日で五〇万円の営業実績を上げている。