みのわ、伊藤忠商事へ営業譲渡 箕輪勝朗元みのわ社長「市場の将来図見据え決断」
伊藤忠商事と子会社の西野商事は北関東エリアの食品卸・みのわ(宇都宮市)の営業権を譲り受け、7月から全額出資で新会社「みのわ商事」をスタートした。みのわは創業一二二年の老舗で栃木県ナンバーワンの有力卸であるが、ここ数年の著しい価格競争の激化により収益力が大幅に悪化。古くから取引関係の深い伊藤忠商事の支援を受け、最悪の事態は免れた。今後、みのわ商事は伊藤忠グループの一〇〇%子会社として、地域市場の深耕に力を注ぐ。「市場の将来の変化を見据え、今回の営業譲渡を決断した」と語る箕輪勝朗