東日本大震災から3年 理研食品特集:渡辺博信社長 ワカメ産業けん引半世紀、三陸とともに歩む

渡辺博信社長

渡辺博信社長

壊滅的な被害を受けた工場は復活を遂げ、失地回復を目指す

壊滅的な被害を受けた工場は復活を遂げ、失地回復を目指す

 3・11直後に仙台新港エリアを大津波が襲い、多数ある工場や大型商業施設が大きな被害を被った。人命も失われている。エリア内にある理研食品は本社工場、仙台新港工場、さらに岩手県大船渡市にある工場も、見る影もないほどに破壊され、爪痕のすごさを残していた。回復はなるのかとみる向きも多かった。しかし全員無事だった従業員は、この間、復旧・復興に全力を挙げて取り組んできた。被害額は本社、大船渡工場を合わせ40億円に上った。建物、生産ラインは完成したが、販路の完全回復までには至っていないの

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