サントリー（株）（東京都港区、０３・３４７０・１１０４）は１日、５月１日の酒税改正実施に合わせて大型製品のピュアモルトウイスキー「膳」を発売すると発表した。

同商品は“食、特に和食に合う”晩酌ウイスキーという新しいコンセプトで開発されたもの。従来のウイスキーにはない新しいテーストで、高品質、しかも値頃価格の商品。年間販売目標数量は三〇万ダース。

製法上の三大特徴は、厳選された二条大麦一〇〇％を使用したこと、このモルトを原料に連続蒸留した原酒と単式蒸留した原酒をブレンドしたこと、そして同社オリジナル製法の孟宗竹で造った竹炭でろ過する“竹炭ろ過製法”を用いたこと、が上げられる。これら三つの組合せにより刺激感がなく、スムーズな口当たり、スッキリとした切れの良い後口、クリーンで爽快な熟成香を持つ“淡麗旨口”を実現した。商品評価の段階においても、ウイスキー離れが目立つ若者や女性に高い評価を得ていることから、同社は“晩酌需要”“新商品需要”の拡大につながると期待を寄せている。

容量六四〇ミリリットル、アルコール度数四〇％で、希望小売価格（税別）は一二〇〇円。