地場のブランド豚やカキ、アジといったローカル食材を使ったフライ商品が活況。黒子としてのパン粉だが、ローカル食材との組み合わせで日本の揚げ物のおいしさを伝えている
パン粉市場は、価格改定が進み金額べースでは微増となっているが、生産量は微増分にリンクしていない状況だ。インバウンド効果で外食向けは伸長しているものの、市販用は揚げ物をする家庭の減少などで停滞している状態が続いている。一方、和食ブームの中、パン粉メーカーが海外に工場を新設する動きもみられる。和食の広がりとともに、日本の「PANKO」が世界に広がっていくことに期待したい。(三井伶子)
●コスト負担重く