イタリア農業金融会社、トマト缶詰のチリオ社を買収
産業復興公社(IRI)傘下の持株会社SMEの分割民営化が進められているが、10月7日、SMEの子会社で、トマト缶詰、オリーブ油、牛乳生産でイタリアのトップ企業であるチリオ・ベルトツリ・デ・リカ社(CBD)が、南イタリアの農業開発金融会社フィスビィ社に売却されることが決まった。CBDは本社がナポリにあり、年間売り上げ約一兆リラ(一〇〇リラ‐約七円)、従業員一二〇〇人を擁する。売却額は約三一〇〇億リラで、IRIが保有する株式の六二・一%に相当する二億八二〇〇万株を、一株一一〇二リ